レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年12月01日
- 登録日時
- 2012/01/31 18:58
- 更新日時
- 2012/03/27 17:44
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2011-042
- 質問
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解決
かつて岐阜県の白川村あたり帰雲城があったが「帰雲」は何と読むのか。また、できれば帰雲城の写真がついた資料が見たい。
- 回答
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「帰雲」は「かえりくも」あるいは「かえりぐも」と読むようです。『角川日本地名大辞典 第21巻 岐阜県』(角川書店 1980年)、『日本城郭大系 9』(新人物往来社 1979年)、『岐阜県百科事典』(岐阜日日新聞社 1968年)、『岐阜県の歴史シリーズ 6』(郷土出版社 1987年)などにそれぞれ白黒写真と解説があります。ただし、帰雲城は天正13年(1585)の大地震で崩壊して城地は埋没しており、写真はいずれも帰雲山(かえりくもやま)の山崩れの跡を写したものです。
- 回答プロセス
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(1)まず岐阜県の百科事典である『岐阜県百科事典』(岐阜日日新聞社 1968年)や『岐阜県の歴史シリーズ 6』(郷土出版社 1987年)と城について詳しい『日本城郭大系 9』(新人物往来社 1979年)を調べてみると、それぞれ「帰雲城(かえりぐもじょう)」の項目があり解説と白黒写真がありました。
(2)次に地名について詳しい『日本歴史地名大系 21』(平凡社 1989年)や『角川日本地名大辞典 第21巻 岐阜県』(角川書店 1980年)を調べてみます。『日本歴史地名大系 21』には「帰雲城(かえりくもじょう)跡」の項目がありましたが、写真はありませんでした。『角川日本地名大辞典 第21巻 岐阜県』には“かえりくもやま 帰雲山<白川村>”の項目があり、“通称「かえりくも」「おおはげ」ともいう。(中略)帰雲の由来は、空中の雲は常にこの山の上に流れ着き、逆流して帰っていったという言い伝えによる。”とあり、白黒写真もありました。
- 事前調査事項
- NDC
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- 中部地方 (215 9版)
- 参考資料
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- 『日本城郭大系 9』 新人物往来社 1979年 p.358-360
- 『岐阜県百科事典 上巻』 岐阜日日新聞社 1968年 p.256-257
- 『岐阜県の歴史シリーズ 6 図説飛騨の歴史』 郷土出版社 1987年 p.52
- 『角川日本地名大辞典 第21巻 岐阜県』 「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1980年 p.216
- 『日本歴史地名大系 21』 平凡社 1989年 p.933
- キーワード
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- 帰雲城
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000100920