レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年12月01日
- 登録日時
- 2012/01/24 17:01
- 更新日時
- 2012/03/27 17:42
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2011-033
- 質問
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解決
熱田奉行所がいつ設置されたのか知りたい。また、歴代の熱田奉行が載っているような資料があれば教えてほしい。
- 回答
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熱田奉行所は慶長16年(1611)に熱田代官所を廃して設置され、当初は役所屋敷がありませんでしたが熱田西浜御殿の北に接する熱田代官の跡地に寛永16年(1639)に建築されました。熱田奉行は当初は国奉行が兼ねていましたが、奉行所新築の年に専任の職となり、後には熱田船奉行を兼務しました。以下の資料に歴代の熱田奉行の一覧がありますが、それぞれ根拠となる資料が異なります。
・『名古屋市史 [第3] 政治編第2』(愛知県郷土資料刊行会 1980年 大正4年刊の復刻版) → 熱田奉行の組織の説明と熱田奉行の名前が列挙されています。出典として「編年大略」、「徇行記」、「古楽園随筆」、「尾張志」、「税賦参定指南」、「職俸録」、「御役名附」、「尾張古轉役帳」が挙げられています。
・『新修名古屋市史 第3巻』(名古屋市 1999年) → 前代(織田信長の頃、清洲城主福島正則の頃)から江戸時代中期頃までの熱田奉行一覧があります。「熱田奉行歴代覚書」や「熱田奉行歴代」(『張州雑志』)などにより作成されています。
・『尾張史料のおもしろさ原典を調べる』(名古屋市博物館 2004年) → 「尾張藩役職者一覧」があり、「熱田奉行」や「熱田奉行・船奉行」の一覧もあります。『藩士名寄』を基に一部『士林泝洄』の記述を追記して作成されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 中部地方 (215 9版)
- 参考資料
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- 『名古屋の史跡と文化財 新訂版第3版』 名古屋市教育委員会/編 名古屋市教育委員会 1998年 p.286
- 『名古屋市史 [第3] 政治編第2』 名古屋市/編 愛知県郷土資料刊行会 1980年 p.326-328
- 『新修名古屋市史 第3巻』 新修名古屋市史編集委員会/編集 名古屋市 1999年 p.399-401
- 『尾張史料のおもしろさ原典を調べる』 名古屋市博物館/編 名古屋市博物館 2004年 p.256-257
- キーワード
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- 史跡・遺跡-名古屋市
- 人物-名古屋市
- 熱田奉行
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000100498