レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年03月05日
- 登録日時
- 2015/04/03 16:29
- 更新日時
- 2015/04/03 16:31
- 管理番号
- いわき総合-一般174
- 質問
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解決
『滄海(うみ)よ眠れ』(澤地久枝∥著)に記述がある「中将湯の姫」とはどのように読み、何のことなのか。
- 回答
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「ちゅうじょうとうのひめ」と読みます。
Googleで検索すると、「中将湯(ちゅうじょうとう)」とは、ツムラの婦人漢方薬であることがわかった。ツムラのサイトにも掲載されており、(http://www.tsumura.co.jp/products/otc/otc01.htm)パッケージにはお姫様の絵があった。
日本家庭薬協会のサイト(http://www.hmaj.com/kateiyaku/chuujou/)でも「中将湯」の歴史や、パッケージの変遷など詳細な記述があり、これによると、そもそも中将湯は、初代津村重舎(現ツムラの前身・津村順天堂の創業者)の母の実家である藤村家(奈良県)に代々伝わる婦人病の妙薬。この薬の由来は、能や浄瑠璃に演じられてきた「中将姫伝説」に始まるそうです。中将姫とは、天平19年(747年)、藤原鎌足の曾孫である藤原豊成とその妻、紫の前との間に生まれた姫。この中将姫が婦人病に良く効く秘薬を藤村家に伝え、それが藤村家家伝の薬「中将湯」になったそう。
『日本の伝承薬』(鈴木昶 薬事日報社 2005)P264~269にも同様の記述があった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 薬学 (499 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】「ツムラ」(http://www.tsumura.co.jp/products/otc/otc01.htm)[最終アクセス2015.3.22]
- 【資料②】「日本家庭薬協会」(http://www.hmaj.com/kateiyaku/chuujou/)[最終アクセス2015.3.22]
- 【資料③】『日本の伝承薬』[499.7/ス・1113304933]
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000170344