レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年05月26日
- 登録日時
- 2011/12/08 12:03
- 更新日時
- 2011/12/23 16:15
- 管理番号
- 島根参2010-05-006
- 質問
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解決
江戸時代の古茶碗「五郎八」が何焼(どこで作られたもの)か知りたい。
- 回答
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当館所蔵の【資料1】p1152に「五郎八茶碗」の項目があり、「江戸初期、肥前(佐賀県)有田の高原(竹原)五郎八によってつくり出されたという染付磁器の大型の碗。のちには、大きくて粗末な染付の飯茶碗の称となった」との記述がある。
<2011/12/23追記>
資料2:p565「五郎八茶碗」の項目に、上記【資料1】に書かれていない内容として、「五郎八は、高原五郎七の弟弟子とする説、五郎七が五郎八に転じたもので五郎七と同一人物とする説があるが、実在の陶工としての来歴はほとんどわかっていない。元和年間(1615-24)につくられ始めた茶碗」との記述がある。また、「富山県の入善町・朝日町、新潟県の糸魚川市を中心に行われている振茶のバタバタ茶に使う茶碗も五郎八茶碗と呼ばれる」とある。
資料3:【資料1・2】と同様の記述あり。
- 回答プロセス
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当館所蔵の国語辞典の【資料1】、陶磁に関する参考資料【資料2・3】を調査。
<参考として>
〔Wikipedia:五郎八茶碗〕http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E9%83%8E%E5%85%AB%E8%8C%B6%E7%A2%97(最終確認2011/12/8)
- 事前調査事項
- NDC
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- 陶磁工芸 (751 8版)
- 参考資料
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- 【資料1】 『日本国語大辞典 第5巻 第2版 けんえ-さこい』 小学館国語辞典編集部/編集,小学館,2001.5 ※貸出禁止資料 (p1152「五郎八茶碗」 R813.1/ニ/5)
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【資料2】 『角川日本陶磁大辞典』 矢部 良明/編集代表
,角川書店,2002.8 ※貸出禁止資料 (p565「五郎八茶碗」 R751.1/カ02/
) - 【資料3】 『陶磁用語辞典』 雄山閣,1969 ※貸出禁止資料 (p69「ごろはちちゃわん(五郎八茶碗)」R751/39/ )
- キーワード
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- 五郎八茶碗(ごろはちぢゃわん)
- 飯茶碗
- 高原五郎八
- 竹原五郎八
- 呉須手
- 染付
- 高原五郎七
- 肥前
- 佐賀県
- 有田
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000097487