レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年08月01日
- 登録日時
- 2022/12/22 11:26
- 更新日時
- 2022/12/22 13:34
- 管理番号
- 市川20220801-03
- 質問
-
解決
頼山陽の書いた詩で、「蒙古来」「檀浦行」を見たい。書き下し文(訓読)や現代語訳、解説、特に成り立ちがわかるとよい。
- 回答
-
「蒙古来」は『頼山陽詩抄』([頼山陽/著],頼成一/訳註 伊藤吉三/訳註 岩波書店1990)p.302に収録されている。「初稿は十句より成つて居たが、推敲を重ねて定稿とした」と附記あり。『頼山陽詩選』(頼山陽/著 揖斐高/訳注 岩波書店 2012)p.314-318に山陽18、9歳の頃に「元史を読む」という題で七言古詩を作ったが、文政十年(49歳)の時に改作し「蒙古来」の題で『日本楽府』中の一篇にしたとあり。
「檀浦行」は『江戸漢詩選 下』(揖斐 高/編訳 岩波書店 2021)p.192-199に収録あり。原詩、訓読と詩の出典(底本)、詩体、韻字、語注、現代語訳と補足的な解説あり。『頼山陽詩選』(頼山陽/著 岩波書店 2012)p.78に山陽自身がこの詩の韻法について記した文章あり。また、『江戸詩人選集 第8巻 頼山陽 梁川星巌』(岩波書店 1990)p.26-34に「この詩には初稿、二稿と二種の未定稿が残されていて、大幅な改定が施されている」とあり。また詩の冒頭に他にはない部分が記載され、初稿の末尾に付いていたという識語についても記載があった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 漢詩文.日本漢文学 (919 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000326205