レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年12月17日
- 登録日時
- 2024/02/15 16:26
- 更新日時
- 2024/03/30 18:49
- 管理番号
- 194
- 質問
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解決
「色と言うものはお互いに助けあって美しくなるものだよ。人間と同じことだよ。どっちの色を殺しても駄目だよ。どの色も生かさなければ。」という言葉の出典を調べてほしい。祖母が好きだった。インターネットで検索したところ、武者小路実篤の言葉らしいというところまでは分かった。
- 回答
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武者小路実篤の『愛慾』という戯曲の一部で、出典は以下の通り。
「ある画室の主(愛慾後日譚)」
1926年9月雑誌「改造」発表、改造社発行『孤独の魂』収録
(『武者小路実篤全集 第6巻』武者小路 実篤/著 小学館、1988年10月 該当の言葉はP227にあり)
少しだけ末尾の文面が異なり、正確には
「色と云ふものはお互に助けあつて美しくなるものだよ。人間と同じことだよ。どつちの色を殺しても駄目だよ。どの色もいきなければ。」とある。
- 回答プロセス
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武者小路実篤は、小説家・詩人・劇作家・画家と幅広い分野で活躍している。自身が書いた絵に言葉を書き添えることもあり、作品は多岐に及んでいる。WEBで「武者小路実篤 色と言うもの」で検索するも、ヒットしたものに出典の記載は見られず。画像検索で、城西大学水田美術館の『IMABARI Color Show × JOSAI Color 2020』のポスターがヒット。ポスターに該当の文章があり、展覧会の説明文に出典が記載されていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 作品集 (918)
- 参考資料
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- 武者小路実篤. 武者小路実篤全集 第6巻. 小学館, 1988. (武者小路実篤全集) p. 227 , ISBN 4-09-656006-5
- キーワード
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- 武者小路実篤
- 色
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000346336