レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年11月18日
- 登録日時
- 2022/11/18 17:22
- 更新日時
- 2023/02/11 13:53
- 管理番号
- 中央0118-221118
- 質問
-
解決
柴窯(サイヨウ)について新しい資料が出ていないか確認したい。
『幻の至宝柴窯発見』に推薦の言葉を寄稿しているクレイ・バッセンジャーさん
につながるような情報もあればなおよい。
- 回答
-
【クレイ・バッセンジャー(元常磐大学准教授)の消息について】
・現在、公益財団法人 水戸市国際交流協会の評議員(任期中)である
連絡先:公益財団法人 水戸市国際交流協会 TEL:029(221)1800
【柴窯について】
・「至宝千年の旅展」に「青百合花瓶」を展示した陽光美術館を紹介
(「青百合花瓶」は『幻の至宝柴窯発見』で紹介されていた作品)
・ あわせて同展覧会に連絡先として記載のあった佐賀県立陶磁文化会館を紹介
・ 国立国会図書館デジタル化資料送信サービスで下記の資料を提供
『陶説』NO151・NO201・NO506
【今までのレファレンスで未提供の学芸員新井崇之氏を確認】
・『中国陶磁史』を提供
- 回答プロセス
-
1)クレイ・バッセンジャーについて調べる
・館内OPACで検索 キーワード「クレイ・バッセンジャー」 ヒットなし
・『幻の至宝柴窯発見』(對中如雲/著 祥伝社 2006年)
クレイ・バッセンジャーの綴りは「Clay Bussinger」
当時の肩書は常磐大学助教授
・googleで検索 キーワード「常磐大学 クレイ・バッセンジャー」
[PDF] 公益財団法人水戸市国際交流協会役員名簿 がヒット
https://www.mitoic.or.jp/about/pdf/meibo_H31.pdf
「任期:令和元年6月27日~令和5年度定時評議員会の終結の時まで」として
「評議員 クレイ・バッセンジャー 元常磐大学准教授 (令和元年6月27日現在)」の記載あり
公益財団法人水戸市国際交流協会 TEL: 029(221)1800
2)柴窯について
・googleで検索
キーワード「本 柴窯」
「柴窯の壷(石上玄一郎 著) / 古本、中古本 - 日本の古本屋」の見出しがヒット
県内図書館横断検索の結果、同作家の作品集及び作品集成の3に所収。(前回未提供資料)県内あり
『文學界』で発表されている
2021.12.2受付のレファレンスのキーワード「青百合花瓶」「柴窯」で検索
◇excite 2009年12月30日(水)の記事がヒット
https://www.excite.co.jp/news/article/Searchina_20091230036/
佐賀県武雄市陽光美術館で開催された「至宝千年の旅展」で「青百合花瓶」が展示されたとある
◇個人のブログ(2009年12月10日付)がヒット
https://plaza.rakuten.co.jp/soresore/diary/200912100000/
陽光美術館の過去の展覧会で柴窯の陶磁器「青百合花瓶」を展示していたとある
西日本新聞朝刊記事の引用が記載されている
陽光美術館HPの過去の展覧会では確認できず
「至宝千年の旅展」を陽光美術館で開催したかどうか確認する
国立国会図書館WARPで検索 https://warp.ndl.go.jp/
キーワード「陽光美術館 柴窯」
「展覧会」の一覧PDF に記述あり
情報元確認のためWARPで再検索 キーワード「至宝千年の旅展」
佐賀県HP2013年>県内の芸術文化関係イベントのご案内>「展覧会」
「今回は、「青百合花瓶」という約千年前にわずか五年間だけ
皇帝専用窯で焼かれ、貴重以上に希少な焼き物を展示
その真正なる柴窯と世界から注目され、脚光を浴びているのが
青百合花瓶である。その精巧さ色彩の美しさで並び立つものは
なく、すべての窯の頂に立つというものである。」との案内あり
陽光美術館HPを確認 https://www.yokomuseum.jp/
連絡先:〒843-0022
佐賀県武雄市武雄町武雄4075-3
Tel:0954(20)1187 Fax:0954(20)1189
上記「展覧会」の一覧PDFに記載があった「陶磁文化館」について調べる
・Bingで検索 キーワード「陶磁文化館」
→「佐賀県立九州陶磁文化館」https://saga-museum.jp/ceramic/
記載されていた電話番号も一致
HP「展示案内」>展覧会>過去の展覧会>該当なし
陶磁文化館の連絡先:佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1
TEL:0955(43)3681
2017年のレファレンスでご案内済の県内で取寄せ不可だった下記資料
国立国会デジタルで複写可であることを確認。
(埼玉県図書館横断検索-雑誌陶説は埼玉大学所蔵あり 貸出不可)
雑誌『陶説』日本陶磁器協会
NO151(昭和40.10.1)「紫窯を創る」黒田辰夫
NO201(昭和44.12.1)「幻の紫窯」黒田辰夫
上記2点国立国会図書館のデジタルコレクションで閲覧可
・国立国会図書館サーチで検索
https://iss.ndl.go.jp/
キーワード「柴窯」
陶説(通号 506)1995-05 日本陶磁協会.p39~48「柴窯解明の手掛かり」荒井幸雄
新しいものではないが以前の回答に無し
県内未所蔵だが国立国会デジタルで閲覧可
・googleで検索 キーワード「柴窯 荒井」
「中国陶磁史 - 国書刊行会」がヒット。
…「新井崇之(アライタカユキ) ... の五代名瓷ー柴窯器第8章 宋代陶瓷の高峰 定窯及びその類型 磁州窯及び類型 汝窯及びその類型 鈞窯 耀州窯及び類型 ...」
『中国陶磁史』(葉喆民/原著 国書刊行会 2019年)978-4-336-06316-8
https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336063168/
横断検索結果:県内7 うち県立・羽生・富士見は貸出可
キーワード「新井崇之」
https://researchmap.jp/xinjing
現町田市立博物館学芸員
・googleで検索 キーワード「町田市立博物館」
ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BA%E7%94%B0%E5%B8%82%E7%AB%8B%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8
「...施設老朽化などにより、2019年6月16日をもって一般公開を終了し、
公開終了以降は同館の刊行物販売業務のみを行っている。
今後、同博物館の所蔵物については同市内の芹ヶ谷公園内に建設される
「(仮称)国際工芸美術館」(2026年3月開設予定)に移設される予定となっている」とあり
【インターネット最終確認日 2022.12.22】
- 事前調査事項
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過去関連レファレンス 事例作成日)2017.6.21「鈞窯」について
事例作成日)2021.12.2「柴窯の会」について
- NDC
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- 陶磁工芸 (751)
- 参考資料
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對中如雲 著 , 対中, 如雲, 1943-. 幻の至宝柴窯発見 : なぜ、伝説の陶磁器が日本にあったのか. 祥伝社, 2006.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008381999-00 , ISBN 439661280X (当館請求記号 751.2, 当館資料番号 5004767983) -
葉喆民原著 ; 徳留大輔, 新井崇之訳 , 葉, 喆民 , 出川, 哲朗 , 徳留, 大輔 , 新井, 崇之. 中国陶磁史. 科学出版社東京, 2019.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I012132225-00 , ISBN 9784336063168 (当館所蔵なし)
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對中如雲 著 , 対中, 如雲, 1943-. 幻の至宝柴窯発見 : なぜ、伝説の陶磁器が日本にあったのか. 祥伝社, 2006.
- キーワード
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- 柴窯
- クレイ・バッセンジャー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000324285