レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024年02月24日
- 登録日時
- 2024/02/28 14:17
- 更新日時
- 2024/03/16 10:34
- 管理番号
- 2399
- 質問
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史記に李牧(りぼく)という人物が登場するが、この人物の最期の場面が描かれている部分を読みたい。
- 回答
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下記の資料を提供
・『史記 別巻『史記』小事典』(222.0/シバ/8)
・『史記列伝 2』(222.0/シバ/2)
・『史記 2 乱世の群像』(222.0/シバ/2)
- 回答プロセス
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①業務用端末にて「史記␣李牧」で検索
➡ヒットせず
②インターネットにて「史記␣李牧␣最期」で検索
➡李牧について記載されている記事もあったが、史記のどこの部分に出てくるかはすぐには分からなかった。
③『中国文化史大事典』(222.0/チユ/)と『中国歴史文化辞典』(222.0/チユ/)を確認
➡李牧の記載はなし
④「222」(中国史)の分類をブラウジング
➡『史記 別巻『史記』小事典』(222.0/シバ/8)…p385「李牧」の項目に「戦国時代の趙の名将。…秦の謀略にあって幽繆王(ゆうぼくおう)にうとまれ、斬殺された。」との記述あり
同じく「李牧(りぼく)」の項目に「Ⅱ(Ⅲ-二)」とあったので、Ⅱの巻を確認。
⑤『史記 2 乱世の群像』(222.0/シバ/2)
➡p255~261 「二.臆病将軍-李牧-」に李牧について詳細な記載あり
「…趙を支えて力戦奮闘、たびかさなる武勲に輝きながら、秦の謀略の犠牲となったのが、名将李牧である。」最期の場面も詳細な記述あり。「秦は…李牧と司馬尚(しばしょう)は敵に内通している疑いがあると(趙の王に)奏上させた。(趙の)王はこの中傷を信じ、…李牧を逮捕、斬罪に処し、司馬尚を罷免した。」
⑥④の『史記 別巻『史記』小事典』(222.0/シバ/8)
…p385 さらに「〈廉頗・藺相如列伝〉」と記載あり、
p99-100「21.廉頗・ 藺相如列伝」を確認➡李牧の最期の記述なし
⑦「222」の棚をブラウジング
➡『史記列伝 2』(222.0/シバ/2)p54-72「廉頗・藺相如列伝 第二十一」に趙の名将廉頗(れんぱ)と藺相如(りんしょうじょ)、李牧の伝記が記載されている。
李牧の最期の場面はp68-91に記述あり
「趙は人をやり ひそかに李牧を捕えさせて、首を切り、司馬尚の官(かん)を奪い庶民とした。」この後、趙は滅亡したと書かれている
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国 (222 9版)
- 参考資料
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久米旺生, 丹羽隼兵, 竹内良雄編. 『史記』小事典 第2版. 徳間書店, 1988.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000136-I1130000796994209920 , ISBN 9784192637886 -
[司馬遷] [著] , 小川環樹, 今鷹真, 福島吉彦 訳. 史記列伝 2. 岩波書店, 2015. (ワイド版岩波文庫 ; 393)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I026948999 , ISBN 978-4-00-007393-6 -
司馬遷 著. 史記 2 第2版. 徳間書店, 1987.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001892496 , ISBN 4-19-263563-1
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久米旺生, 丹羽隼兵, 竹内良雄編. 『史記』小事典 第2版. 徳間書店, 1988.
- キーワード
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- 史記(シキ)
- 李牧(リボク)
- 最期(サイゴ)
- 中国史(チュウゴクシ)
- 秦(シン)
- 趙(チョウ)
- 名将(メイショウ)
- 廉頗(レンパ)
- 藺相如(リンショウジョ)
- 一般書
- 官(カン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000346670