レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年04月04日
- 登録日時
- 2014/06/14 17:40
- 更新日時
- 2014/06/14 17:40
- 管理番号
- 相橋-H26-038
- 質問
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解決
『真田三代実記』の写本を所有している。
原作者、書かれた時代など、どんなことでもよいので知りたい。
- 回答
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江戸時代後期の実録体小説。①、②の資料を紹介し、提供した。
- 回答プロセス
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概要を知るために検索エンジンGoogle(https://www.google.co.jp/ 2014/05/17 最終確認)で“真田三代実記”をキーワードに検索した結果、いくつかのページから江戸時代の軍記物らしいとわかった。その後、調べ物コーナーで歴史、古典文学の書架をブラウジングして次の資料を見つけた。
①『日本史大事典 3 こ~し』 平凡社 1993 (自館請求記号:R210.0)
p664真田三代記「真田昌幸、幸村、幸安の真田三代の興亡を主題とした実録体小説・講談。実録は幕末近くに成立し(中略)増補され、『真田三代実記』『真田三代軍功実録』などとも題された。」とある。
②『日本古典文学大辞典第3巻 さ~せ』 秋山虔/編 岩波書店 1984 (自館請求記号:R910.3)
p72-73真田三代記「5編150冊(冊数は不定、外に編冊数の相違するものあり)。実録。信濃国の武家真田弾正忠幸隆の三男安房守昌幸、その二男左衛門佐幸村、その子大助幸安三代の、戦国末から大坂の両陣に至る智勇の事件を主とした実録体小説。写本で伝わった。本書の出現は近世後半、幕末に近い。
初め『真田三代記』『真田三代実記』などと題して3編90冊にまとめられ、さらに増加して(中略)『真田三代軍功実録』『真田三代軍功記』などと題するものに生長した。」とある。
また、実録体小説を調べるために次の資料を見た。
『日本国語大辞典 第6巻 第2版 さこう-しゅんひ』 日本国語大辞典第二版編集委員会/編 小学館 2001 (自館請求記号:R813.1)
p872に「実録風の小説。実際にあった事実・事件をもとに、巷説、風説などをまじえて書かれた小説。幕末から明治10年代にかけてが全盛。」とある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (910)
- 日本史 (210)
- 参考資料
- キーワード
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- 真田三代実記
- 真田三代記
- 実録体小説
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000154258