レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年10月11日
- 登録日時
- 2022/09/30 17:53
- 更新日時
- 2023/02/17 12:08
- 管理番号
- 新県図-01489
- 質問
-
解決
新潟の外国人居留地における外国人による競売に関する資料
- 回答
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当館所蔵資料を確認したところ、以下の資料が見つかりました。なお、新潟には外国人居留地が作られませんでしたので、開港してから他地域において居留地がなくなるまでの時期の新潟町周辺を対象に調査を行いました。
(1)「居留外国人による新潟での借地をたどる(上)」(青栁正俊/著 『郷土新潟』54号 新潟郷土史研究会 2014年3月 p2-19)
p17にコッホという外国人が家を売却したという記述とともに、その際に出された新聞広告が掲載されています。
(2)「居留外国人による新潟での借地をたどる(中)」(青栁正俊/著 『郷土新潟』55号 新潟郷土史研究会 2015年3月 p36-52)
p50に外国人が借りていた家を持ち主が売却したという記述とともに、その際に出された新聞広告が掲載されています。広告にはテーブルや椅子などが付いていると書かれています。
(3)「居留外国人による新潟での借地をたどる(下)」(青栁正俊/著 『郷土新潟』56号 新潟郷土史研究会 2016年3月 p33-50)
p40~41にミオラという外国人が実質的に所有している土地建物を売却したという記述とともに、その際の新聞広告が掲載されています。広告には西洋料理道具などが付いていると書かれています。ただしミオラが売却した理由は、帰国ではなく店の移転のためです。
(4)『新潟領事ライスナーの足跡』(青柳正俊/著 青柳正俊 2014)
p34~39「(3)帰国にあたっての財産処分」、p39~43「(4)領事、新潟を去る」の項に、ライスナーが新潟を去るにあたっての家財の処分について書かれています。
以下はその他の主な調査済み資料です。参考までに申し添えます。
「なぜ新潟には外国人居留地がなかったのか」(青栁正俊/著 『郷土新潟』57号 新潟郷土史研究会 2017年3月 p36-52)
「居留外国人による新潟での借地をたどる(終)」(青栁正俊/著 『郷土新潟』58号 新潟郷土史研究会 2018年3月 p36-52)
「開港新潟での外国人居住行政についての考察 外務省史料『新潟居留外国人ニ対シ地所家屋相対貸借関係規則協議一件』を軸として 」(青栁正俊/著 『新潟県立歴史博物館研究紀要 』16号 新潟県立歴史博物館 2015年3月 p79-108)
『新潟居留ドイツ商人ウェ-バ-の生涯』(ペ-タ- ヤノハ/著 青柳正俊/著 青柳正俊/訳・編 考古堂書店 2014)
『新潟外国商たちの淡い影』(青柳正俊/著 青柳正俊 2012)
『開港場・新潟からの報告』(青柳正俊/訳・編・著 考古堂書店 2011)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 海運 (683)
- 参考資料
- キーワード
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- 新潟港
- 居留地
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000321932