レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年3月13日
- 登録日時
- 2023/09/22 15:12
- 更新日時
- 2023/11/06 14:49
- 管理番号
- 中央-1-0021666
- 質問
-
解決
1.福祉国家主義の特徴と 福祉国家主義に基づいている法律について、現在、どのようなものがあるのかが掲載されている資料を借りたい。
2.近代市民法の特徴と、近代市民法の三原則について書かれている資料を借りたい。1・2ともに辞書的なものでも構わない。
- 回答
-
回答プロセスにある○印のついた資料を提供した。
- 回答プロセス
-
【1について】
●所蔵資料を364(社会保障関係)中心に探す
○『福祉国家論 過去、現在、そして未来へ』佐々木寿美/著 学陽書房 2012年
p23 図表1-5 主な社会福祉関連法
p48 図表2-1 4つの福祉水準(福祉レベルごとに特徴を表にまとめてある)
○『現代日本社会保障論 第2版』田多英範/著 光生館 2007年
p24「福祉国家資本主義とは労働権、労働基本権の承認を中軸とし、それとの関連でおこなわれる完全雇用政策、社会保障政策などを通じて労働者や国民の生存権を国家が保障する民主主義的現代資本主義のことであるといえよう。」
○『日本社会保障制度成立史論』田多英範/著 光生館 2009年
p189-199 日本における福祉国家の成立
○『現代法学を学ぶ人のために 第2版』中川淳/編 世界思想社 2008年
p76-96「第6章 福祉国会と社会権」
×『福祉国家への態度形成』安藤理/著 東洋館出版社 2011年
×『社会政策の社会学 ネオリベラリズムの彼方へ』武川正吾/著 ミネルヴァ書房 2009年
×『福祉政治史 格差に抗するデモクラシー』田中拓道/著 勁草書房 2017年
×『社会保障・社会福祉の原理・法・政策』堀勝洋/著 ミネルヴァ書房 2009年
×『現代の比較福祉国家論 東アジア発の新しい理論構築に向けて』金成垣/編著 ミネルヴァ書房 2010年
×『新自由主義からの脱出 グローバル化のなかの新自由主義VS.新福祉国家』二宮厚美/著 新日本出版社 2012年
×『自由原理 来るべき福祉国家の理念』橋本努/著 岩波書店 2021年
×『多文化主義社会の福祉国家 カナダの実験』新川敏光/編著 ミネルヴァ書房 2008年
×『福祉世界 福祉国家は越えられるか』藤田菜々子/著 中央公論新社 2017年
×『福祉政策の形成と国家の役割 プラクティカルな政策をめざして』大山博/著 ミネルヴァ書房 2012年
●「辞書的なものでもよい」とあるので一般的な事典を調べる。
○『世界大百科事典 24 改訂新版 ヒヌ-フノ』平凡社 2007年
p461-462「福祉社会」
【2について】
●所蔵資料を320.4(法学関係)中心に探す
×『市民社会と市民法 civilの思想と制度』水林彪/編 吉田克己/編 日本評論社 2018年
×『法の再構築 1 国家と社会』渡辺浩/編集代表 江頭憲治郎/編集代表 東京大学出版会 2007年
×『法の世界へ 第8版』池田真朗/著 犬伏由子/著 野川忍/著 大塚英明/著 長谷部由起子/著 有斐閣 2020年
×『私たちがつくる社会 おとなになるための法教育』高作正博/編 法律文化社 2012年
●所蔵資料を321(法制史)中心に探す
×『市民法学の基礎理論 理論法学の軌跡』篠原敏雄/著 勁草書房 1995年
×『高校から大学への法学 第2版』君塚正臣/編 上石圭一/[ほか著] 法律文化社 2016年
×『概説西洋法制史』勝田有恒/他著 ミネルヴ書房 2004年
○『法とは何か』渡辺洋三/著 岩波書店 1979年
p96-97「近代市民法とは、自由な商品所有権と、商品所有権者相互の合意のうえに成り立つ契約を保障することによって市民社会の秩序をささえる法の体系のことである」
p125~ 市民法の抽象性において、市民法の特徴が説明されている。
○『マンガから考える法と社会』矢野達雄/著 新日本出版社 2008年
p181「所有権の自由絶対、契約の自由、過失責任の原則、これらを近代市民法の三大原則と言います。フランス民法は、これらを典型的なかたちで規定しています。」という記述あり。
○『新法学入門 第2版』山川一陽/[ほか]編著 弘文堂 2012年
p101-104「[87]近代市民法における基本原理」
三原則の解説が3ページ弱ある。
×『法解釈学入門』ヘルムート・コーイング/著 松尾弘/訳 慶應義塾大学出版会 2016年
×『ブリッジブック法学入門 第2版』南野森/編 信山社出版 2013年
p17-34「第2章 法と法学の歴史」に古代の市民法が出てくるが、近代については詳しい記述なし。
×『法学キーワード 第2版』野村豊弘/編有斐閣 2003年
×『法学入門』星野英一/著 有斐閣 2010年
×『はじめて学ぶ法哲学・法思想-古典で読み解く21のトピック-』竹下賢/[ほか]編 ミネルヴァ書房 2010年
×『ヨーロッパ法の歴史と理念』ハンス・ティーメ/著 久保正幡/監訳 岩波書店 1978年
×『ヨーロッパ法史入門-権利保護の歴史-』クヌート・W・ネル/著 村上淳一/訳 東京大学出版会 1999年
P30古代ローマにおける市民法は出てくるが、近代の記述はなし。
×『近代法の形成』村上淳一/著 岩波書店 1979年
●「辞書的なものでもよい」とあるので一般的な事典を調べる。
○『世界大百科事典 12 改訂新版 シ-シヤ』平凡社 2007年
p579「市民法」
○『新法律学辞典 第3版』竹内昭夫/[ほか]編集 有斐閣 1989年
p645「市民法」
(1)ローマ法における市民法(2)中世における市民法(3)近代における市民法(4)近代日本における意味合い、の4点の解説。
○『法律学小辞典 第5版』高橋和之/[ほか]編集代表 有斐閣 2016年
p581「市民法」
『新法律学事典 第3版』と同じような構成の解説。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 社会保障 (364 10版)
- 法律 (320 10版)
- 法学 (321 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 福祉国家
- 近代市民法
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000338942