レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/04/28
- 登録日時
- 2012/06/16 02:00
- 更新日時
- 2012/07/13 15:54
- 管理番号
- 6000007822
- 質問
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解決
茶会の際に懐紙などを入れる袱紗ばさみの作り方が載った本はあるか。
- 回答
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袱紗ばさみそのものの作り方はなかったが、『茶席に役立つ袋物手づくりBOOK』に茶席用小物収納バッグの作り方、『手作りを楽しむ茶の袋物』『和布の手作りこもの』『はじめての手作り お茶の袋もの』に懐紙入れ・懐紙挟みの作り方があり。これらを参考にしていただいた。
- 回答プロセス
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まず、袱紗ばさみがどのようなものか調べるため、791(茶道)の書架を探す。
『角川茶道大事典』(角川書店)には「ふくさばさみ」の項目なし。
『必携 茶の湯はじめて便利帳』(主婦の友社)p15「茶会の持ち物」のあれば便利なものに「懐紙入れ、服紗ばさみ」(茶席で必要なものを入れる袋物)として記載があり、懐紙入れのイラストも載っているが、袱紗ばさみのイラストはなし。
また『ちょっとお抹茶しませんか』(リヨン社)p16『檀ふみの茶の湯はじめ』(アシェット婦人画報社)p189には、茶席で使うもろもろを入れるものとして、数寄屋袋のイラストや写真があるが、袱紗ばさみについての記載はない。
『入門 裏千家のお茶に親しむ 薄茶編』(講談社)p11「お稽古に行く」に、持ち物として帛紗ばさみの写真があり。数寄屋袋に似たもの、懐紙入れに似たものなどがある様子。
さらに『裏千家茶道文化検定公式テキスト 3級・4級用』(淡交社)p76「茶会・茶事の客の作法と心得」に持ち物の写真があり、6帛紗ばさみと7数寄屋袋が別々に写っているため、袱紗ばさみと数寄屋袋は異なるものであると判明する。
所蔵資料の791(茶道)594(手芸)を「袋物」で検索し、取り寄せて内容を確認したところ、
『茶席に役立つ袋物手づくりBOOK』(淡交社)p49「茶席用小物収納バッグ」が袱紗ばさみに該当すると思われる。また『手作りを楽しむ茶の袋物』(淡交社)p65、『和布の手作りこもの』(ブティック社)p66には懐紙入れの作り方、『はじめての手作り お茶の袋もの』(世界文化社)p42に懐紙挟みの作り方があり。こちらも袱紗ばさみに応用できそうである。
なお『茶席に役立つ袋物手づくりBOOK』『手作りを楽しむ茶の袋物』および『伝統工芸袋物教室』(三弥井書店)には、それぞれ数寄屋袋または数寄屋バッグの作り方が載っている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 茶道 (791 9版)
- 手芸 (594 9版)
- 参考資料
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- 『必携茶の湯はじめて便利帳』主婦の友社/編 (主婦の友社)
- 『裏千家茶道文化検定公式テキスト』3級・4級用 茶道文化振興財団/監修 (淡交社)
- 『茶席に役立つ袋物手づくりBOOK』大澤 和子/著 (淡交社)
- 『茶の袋物』大沢 和子/著 (淡交社)
- 『和布の手作りこもの』 (ブティック社)
- 『お茶の袋もの』永井 百合子/著 (世界文化社)
- キーワード
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- 茶道
- 茶会
- 袱紗ばさみ
- 数寄屋袋
- 手芸
- 仕覆
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000107269