レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/02/03
- 登録日時
- 2022/12/11 00:30
- 更新日時
- 2022/12/12 12:25
- 管理番号
- 服部図書館R1001001
- 質問
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解決
セザール・ロンブローゾ(イタリアの精神医学者)について書かれた本はないか。業績と日本医学に与えた影響が知りたい。
- 回答
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(チェーザレ・ロンブローゾという表記が一般的)
ロンブローゾの業績については参考資料(1)副題『ロンブローゾと生来性犯罪者伝説』を紹介。
また、参考資料(2)p923「ロンブローゾ」の項目に、「その研究はきわめて多方面に及び、クレチニズムやペラグラ、犯罪者一般・政治犯・女性犯罪者・売春婦、天才人、筆跡・催眠・精霊現象の研究などあるが、最も重要な業績は犯罪者についての医学的・人類学的研究である」との記述あり。
日本医学に与えた影響については、参考資料(1)p6に、ロンブローゾの死後、生来性犯罪者説は公式には歴史の表面に出ることはなくなったが、その流れは二十世紀にも継続しており、その一つが日本でもよく知られているクレッチマーの体型類型学である、との記述あり。
クレッチマーの体型類型学については、同書p315に「クレッチマー学派、体型類型学」という節あり。
参考資料(3)国立国会図書館デジタルコレクションに、日本の犯罪心理学の創始者と位置付けられる寺田精一氏が記したロンブローゾに関する著作あり。
- 回答プロセス
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「ロンブローゾ」や「精神医学」というキーワードで館内OPACで蔵書検索を行った。
また、「ロンブローゾ」というキーワードで国立国会デジタルコレクションの検索を行った。
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会病理 (368 10版)
- 参考資料
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- 医者と殺人者 ピエール・ダルモン/著∥鈴木秀治/訳 新評論 1992.5 368.6 , ISBN 4-7948-0135-1 (p6,p315)
- 精神医学事典 加藤正明/編者代表 弘文堂 2001.11 493.7 , ISBN 4-335-65108-2 (p923)
- (3)国立国会図書館デジタルコレクション『ロンブローゾ犯罪人論』寺田精一著,巌松堂書店,1917 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/955581 インターネット公開
- キーワード
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- セザール・ロンブローゾ
- チェーザレ・ロンブローゾ
- 犯罪心理学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 社会科学
- 内容種別
- 一般資料
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000325504