①「つるんとした食感と山の香り「どんぐり豆腐」」『現代農業』第81巻第12号
p.89 「ドングリ豆腐の作り方」に、「ドングリの粉カップ1に対して、水カップ6ぐらい入れ、30~40分、気長に混ぜながらこげないように煮つめ、これを流し箱に入れ固める。」とある。「ドングリから粉を取る方法」についても詳しく書かれている。
また、「「どんぐり豆腐」(「こんにゃく」と呼ぶところもある)」と記述がある。
「かしの実こんにゃく」のカラー写真があり、(『日本の食生活全集』・「宮崎の食事」。撮影岩下守)とある。
②『日本の食生活全集 45 聞き書 宮崎の食事』
p.140 「かしの実こんにゃく」の項目があり、①と同じ写真がモノクロで掲載されている。いちいがしの実を石臼か踏臼で粉にし、水を加えて鍋で炊いて練りあげ、とろみがついたら流し箱に移して冷やし固める、というレシピが紹介されている。
③『野山のデザート』
p.113 どんぐり、水、砂糖を使ったどんぐり豆腐のレシピが次のように紹介されている。
殻を割ったどんぐり(直径20㎝のボウルに半分くらい)の中身を粗く刻んで水につけ、ときどき水をとりかえながら2日間ほどさらす。ざるにあけて、たっぷりの水と一緒にミキサーにかけ、水ごとボウルに移す。半日ほど置いて沈殿させ、上澄み液が透明になったら捨てて、きれいな水を加えてかき混ぜ、また半日ほど置いて沈殿させる。これを3日間繰り返す。最後の上澄み液を捨てたら、よくかき混ぜて1カップ分を鍋に入れる。水1カップと砂糖100gを加えて弱火にかけ、木べらでかき混ぜながら煮て、とろみがついたら寒天型に入れて冷やし固める。
④『どんぐりの食べ方』
p.29 「どんぐり滝川豆腐の黒みつかけ」のレシピ(4人分)があり、次のように紹介されている。
棒寒天1/2本を水にひたしてもどし、水300㏄を加えて煮溶かして、熱いうちにこし器でこしておく。ボウルに豆腐ピューレ大さじ8とどんぐり粉20gを入れて混ぜ合わせ、寒天を加えてなめらかになるまで混ぜる。それを型に流し入れ、冷やして固める。固まったら切り分けて黒みつをかける。
p.5-7にどんぐりの下ごしらえとして、あく抜きの方法、どんぐり粉の作り方、保存方法がある。
豆腐ピューレの作り方はp.28にあり、水切りした絹ごし豆腐をフードプロセッサーにかけて作る。豆腐ピューレは豆乳でも代用できる。