レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/03/23
- 登録日時
- 2019/03/31 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:40
- 管理番号
- M19032615407916
- 質問
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岡山県には小野小町伝説があると聞いた。岡山と小野小町の関係を知る資料はないか。
- 回答
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資料①『小野小町』は、小野小町と岡山の関わりを絵本形式で紹介した資料。
巻末に解説があり、清音村の小野山(現在は野山)に小野小町が住んだという屋敷跡があり井戸跡や墓が残っていることや、倉敷市羽島には小野小町が顔を写したという「小町姿見の井戸」があることを紹介している。
資料②『清音村誌』では、小野小町の卒塔婆が盗まれそうになったため、場所を移して祀った話や、小野小町が蛭封じの歌を詠んでからは、地元百姓は蛭に吸いつかれなくなった話なども紹介されている。
資料③『おかやま伝説紀行』には、清音村の高梁川をはさんだ対岸に住む金麻呂が小野小町を妻に望んだが、「千夜通ってくれば妻になる」という返事をもらい、毎夜高梁川を渡るうちに寒さで命を落とした話なども出ている。
雑誌論文として資料④「伝説の美人・小野小町考」、資料⑤「郷土における小野小町の伝説」、資料⑥「小野小町」でも詳しく検証がされている。
そのほか、資料⑦『岡山県の伝承』、資料⑧『吉備の伝説』、資料⑨『郷土の伝説』などにも県内の伝説や伝承として小野小町伝説が取り上げられている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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資料① 県立博物館を誘致する会『小野小町』総社 県立博物館を誘致する会,2007,1冊.
資料② 清音村誌編纂委員会『清音村誌』清音村(都窪郡) 清音村誌編纂委員会,1980,647p,参照はp.328-332.
資料③ 立石憲利『おかやま伝説紀行』岡山 吉備人出版,2006,195p,参照はp.138-139.
資料④ 吉備外史「伝説の美人・小野小町考」,『倉子城』6号,倉敷史談会,1970,参照はp.28-30.
資料⑤ 安原秀魁「郷土における小野小町の伝説」,『倉子城』18号,倉敷史談会,1994,参照はp.1-10.
資料⑥ 安原秀魁「小野小町」,『高梁川』39号,高梁川流域連盟,1982,参照はp.14-29.
資料⑦ 小出公大『岡山県の伝承』岡山 創文社(印刷),2004,81p,参照はp.14-17.
資料⑧ 土井 卓治『吉備の伝説』 第一法規,1976,166p,参照はp.25-27.
資料⑨ 宮本祐助『郷土の伝説』倉敷 川崎製鉄水島製鉄所,1981,115p,参照はp.4.
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資料① 県立博物館を誘致する会『小野小町』総社 県立博物館を誘致する会,2007,1冊.
- キーワード
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- 小野小町
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019032615492907916
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000254202