レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/01/20
- 登録日時
- 2023/04/01 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:43
- 管理番号
- M23012512038708
- 質問
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戦後まもない時期(昭和20~22年頃)、岡山の列車、駅が多くの人で混雑していた状況がわかる資料、写真はないか。
- 回答
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・『駅勢要覧 1953』(資料①)は、終戦後に初めてつくられた岡山駅の要覧で、昭和21~27年度「運輸成績(一日平均)」、「乗降人員図表」などの運輸統計が含まれる。昭和21年度の乗降人員(合計)「110,154人」をピークに、昭和25年度の「56,240人」まで徐々に乗降人数が減少していることが確認できる。
・『岡山県民の昭和史』(資料②)には、昭和21年頃の「買い出し客でにぎわう岡山駅ホーム」写真が収録されている。「岡山へは特に阪神方面から買い出し部隊が殺到」した様子が解説されている。
・『目でみる岡山の百年』(資料③)には、昭和20年「復員列車」、昭和21年「買い出し列車」、昭和22年「岡山駅 焼けた一番ホーム」のキャプションがついた写真が収録されている。それぞれ多くの人が電車、駅、ホームに行きかう様子が写真から確認できる。
・昭和21年7月18日「合同新聞」(資料④)には、「岡山縣へ殺到の買出部隊 上り線は文字通り馬鈴薯列車」の見出しで、資料②に関連する内容を報じている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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該当年度の『鉄道要覧』では、旅客輸送成績として人数がわかるのは鉄道局ごとまでで、駅ごとの人数は不明。『〔日本国有鉄道〕中国支社30年史』では、戦後の混雑した室内の写真や機関車の前にも鈴なりになった人々の写真(撮影場所不明)あり。
- NDC
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- 鉄道運輸 (686 9版)
- 参考資料
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①岡山駅『駅勢要覧 1953』岡山 岡山駅,1953,108p. 参照はp.49-59.
②山陽新聞社『岡山県民の昭和史』岡山 山陽新聞社出版局,1986,326p. 参照はp.101.
③岡山県『目でみる岡山の百年 1968』岡山 日本文教出版,1968.
④『山陽新聞』,1946年7月18日,第2面.
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①岡山駅『駅勢要覧 1953』岡山 岡山駅,1953,108p. 参照はp.49-59.
- キーワード
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- 鉄道
- 岡山駅
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2023012512073438708
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000331475