レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年10月1日
- 登録日時
- 2015/10/01 11:52
- 更新日時
- 2016/02/03 18:06
- 管理番号
- 土浦-012
- 質問
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新治の田宮ばやしについて
- 回答
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田宮梶ノ宮神社例祭で、7月最終日曜日に奉納されるお囃子。もともとは単調で、江戸時代中期頃から他地域との交流が進みつつ、田宮独特のリズムに変化しました。はやしの内容は三切り、大杉ばやし、かっころばし、やぐるま、かどつけ、かえり、ほうそうばやしの7種類からなります。(県指定無形民俗文化財)(土浦市公式ホームページより)
郷土資料の祭り、神事、民俗関連の資料を検索する。
①「いばらきの祭りと民俗芸能」p.203-205
由来、沿革、曲目などが掲載されている。
昭和29年に青年たちの手によって保存会が結成され、昭和43年2月に新治村無形民俗文化財、昭和52年5月に県の指定を受けた。
②「茨城の神事」p.245-246
茨城県指定無形文化財「田宮囃子」は、梶神社例祭(秋祭り)の十一月十五日に、七五三祝いを兼ねて奉納される囃子である。今から約六百二十年前、足利尊氏が室町幕府を開いたころから、田宮梶神社を中心として行われたのが田宮囃子の起源である。
③「茨城の無形民俗文化財」p.74-76
・名称、時期(7月の八坂神社祇園祭との記載あり)、催場、装束・道具、由来、次第、構成などの詳しい記述がある。
・県の指定は昭和52年5月2日。
④「図説 新治村史」p.144
興国四年(康永二年一三四三)梶の宮神社が復菴宗己禅師により田宮村に建立されて以来、村人はこの神社を中心に諸々の村政行事を行ってきた。田宮囃子は神社の行事に結びついて伝承されてきたものである。
- 回答プロセス
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郷土資料の祭り、神事、民俗関連の資料を検索する。
市のホームページから県指定無形民俗文化財であることが判明したため、文化財関係の資料も確認した。
①「いばらきの祭りと民俗芸能」№130039670 386イ
・田宮ばやし
②「茨城の神事№130066665 176イ
・田宮囃子(梶神社 新治郡新治村田宮)
③「茨城の無形民俗文化財」№130039738 386イ
・名称、時期(7月の八坂神社祇園祭との記載あり)、催場、装束・道具、由来、次第、構成などの詳しい記述がある。
・県の指定は昭和52年5月2日。
④「図説 新治村史№130184120 T210ニ
・田宮ばやし
新治村の歴史でよく使われる「新治村50年のあゆみ」では、「田宮ばやし」という言葉は出てくるが、詳しい記述や写真は載っていなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 年中行事.祭礼 (386)
- 祭祀 (176)
- 日本史 (210)
- 参考資料
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茨城県生活福祉部総合県民室/編集 , 茨城県生活福祉部総合県民室 , 茨城県生活福祉部総合県民室. いばらきの祭りと民俗芸能. 茨城県生活福祉部総合県民室, 1983-03.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I062821987-00 -
茨城県神社庁/編 , 茨城県神社庁. 茨城の神事. 茨城新聞社, 1989.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I012618637-00 -
茨城県教育委員会 編 , 茨城県教育委員会. 茨城の無形民俗文化財. 茨城県教育委員会, 1982.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001631551-00 -
新治村史編纂委員会編 , 新治村史編纂委員会. 図説新治村史. 新治村教育委員会, 1986-01.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000326779-00
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茨城県生活福祉部総合県民室/編集 , 茨城県生活福祉部総合県民室 , 茨城県生活福祉部総合県民室. いばらきの祭りと民俗芸能. 茨城県生活福祉部総合県民室, 1983-03.
- キーワード
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- 田宮ばやし
- 新治村-祭礼
- 新治村-神事
- お囃子
- 梶ノ宮神社
- はやし
- 茨城県無形民俗文化財
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000181865