レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年10月17日
- 登録日時
- 2020/04/17 11:48
- 更新日時
- 2020/08/05 15:59
- 管理番号
- 埼熊-2020-007
- 質問
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解決
埼玉の硫酸事件が起きたのは明治24年だが、『伊藤痴遊全集 続 第10巻 壮士物語』が、なぜ昭和6年に出版されたのか、その経緯や事情について知りたい。
「硫酸事件の発端」は、『伊藤痴遊全集 続 第10巻 壮士物語』(平凡社 1931)に所収されている。
- 回答
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下記の資料を提供した。
『伊藤痴遊全集 続 第3巻 陸奥宗光』(伊藤痴遊著 平凡社 1931)
p1[599]-71[671] 「壮士物語(続)」あり。
p71に「本編は、数年前に、刊行した『作田玄輔』に、多少の訂正を加えて、再刊することにした」「『壮士物語』は、全部を一冊として出版す可べきものを、発行所の編集者が、誤って分割した為に、玆に、その残部を、続編として掲げることにした。」とあり。
なお、『伊藤痴遊全集 続 第10巻 壮士物語』は、1931年(昭和6年)1月に、『伊藤痴遊全集 続 第3巻 陸奥宗光』は、1931年(昭和6年)4月に発行されている。
- 回答プロセス
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1 『伊藤痴遊全集 続 第10巻 壮士物語』を確認する。
2 埼玉関係データベースを〈伊藤痴遊〉〈硫酸〉で検索する。
3 《国会図書館デジタルコレクション》(https://dl.ndl.go.jp/ 国会図書館)を〈壮士物語〉で検索する。
4 《聞蔵Ⅱビジュアル》(朝日新聞社)を〈壮士物語〉で検索する。
「出版界」『朝日新聞 1916年2月6日 東京朝刊 6面』
「壮士物語 作田玄輔 伊藤痴遊著 講談社」の広告あり。
5 自館目録を〈壮士物語〉〈作田玄輔〉で検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2018年10月17日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 小説.物語 (913 9版)
- 叢書.全集.選集 (080 9版)
- 参考資料
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- 『伊藤痴遊全集 続 第3巻 陸奥宗光』(伊藤痴遊著 平凡社 1931)
- キーワード
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- 伊藤 痴遊(イトウ チユウ)
- 日本小説-歴史-昭和前期
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000280684