レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/07/28
- 登録日時
- 2020/12/21 13:55
- 更新日時
- 2023/03/30 14:01
- 管理番号
- 桃山482
- 質問
-
解決
新聞データベースで、「複式簿記」と検索して「複記式記簿」がヒットするが
1.いつ頃、どのような判断基準で、誰によってなされたのか知りたい。
2.このデータベース上で「複式簿記」を含むシソーラスのようなものがあればそれも知りたい。
3.「複記式簿記」で検索するとヒットしないのはなぜか。
- 回答
-
(ヨミダス歴史館の回答)
1.
>いつ頃、誰が、どのような判断基準でキーワードの置き換えを決定、登録されたのか
主に1990年代後半に、入力作業をする読売新聞社員が決定いたしました。
個々の判断基準については、公開しておりません。
また、現在も毎日、キーワードのメンテナンス作業を行っております。
ユーザーからの要望がありましたら、できる限り対応し、必要なキーワードを増やしていきたいと考えています。
2.
>キーワードのシソーラスのようなものは存在するか
存在いたしますが、恐縮ですが、外部に公開しておりません。
なお、古い動画ですが、
https://database.yomiuri.co.jp/about/rekishikan/about/
こちらのページに掲載している動画では、
キーワード付けの舞台裏を紹介しています。
「誰が」というご質問にはこの動画がお答えになるのかなと思います。
14分ほどある動画で、少し長いのですが、当時、キーワード付けの作業を行った社員の様子を紹介しています。
3.
>紙面に存在する言葉でなぜヒットしないのか
ヨミダス歴史館の「明治・大正・昭和」は当時の新聞紙面の画像を収録したデータベースです。
記事本文のデジタル文字データはなく、記事ごとにキーワードが登録されています。
見出しに関してはデジタル文字データが収録されています。
「キーワード検索」では記事ごとに登録されているキーワードを対象とした検索になります。
明治の記事中に出てくるような当時の古い言葉や旧字体に関しては、原則として現代の言葉や新字体に置き換えたキーワードが登録されています。
- 回答プロセス
-
契約データベース内の規定によるものと思われるので、当該問い合わせフォームから質問をそのまま送信し、回答を得た。
- 事前調査事項
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「複式簿記」というキーワードで新聞データベース検索したところ、一番古い記事で【1878.02.28 府県は複式簿記の担当候補者を2人以上選び、報告のこと/大蔵省】という記事がヒットした。この紙面を確認すると「複式簿記」という表現は見当たらず「複記式簿記」という言葉が掲載されている。「複式簿記」は様々な表現があるようなのだが、「複式簿記」と検索して「複記式記簿」がヒットしている。
- NDC
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- ジャーナリズム.新聞 (07 9版)
- 参考資料
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- 府県は複式簿記の担当候補者を2人以上選び、報告のこと/大蔵省. 1878. 読売新聞 1878年2月28日 朝刊 p. 1
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
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- 読売新聞東京本社メディア局
事業部データベースグループ
- 読売新聞東京本社メディア局
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000291195