レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年03月14日
- 登録日時
- 2015/03/14 16:55
- 更新日時
- 2015/04/20 12:33
- 管理番号
- 秋田-1838
- 質問
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解決
中濱いとこ という女流歌人の歌を探している。
「明星」の初期の頃に出詠したときいているが、「明星」を所蔵しているか。
中濱いとこ は、糸子とも絲子とも書くらしい。ジョン万次郎の孫。
- 回答
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「明星」は明治33(1900)年4月~明治41(1908)年11月にかけて発行された。
また、大正10(1921)年11月~昭和2(1927)年4月にかけて復刊されている。
中濱糸子の掲載があるのは、初期の方(第1次)。
秋田県立図書館では所蔵なし。
分館のあきた文学資料館には、下記2冊があるが、いずれも中濱糸子の掲載はなし。
・1904年 辰年第10号
・1907年 未年第5号
Wikipediaに「中濱絲子」の項目があり、主な掲載誌が紹介されている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%BF%B1%E7%B5%B2%E5%AD%90(平成27年3月14日最終確認)
このうち、『現代短歌大系 第2巻』(河出書房、1952年)「白すみれ」所収 は当館所蔵あり。
p.396~397に掲載されている5首を紹介した。
- 回答プロセス
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下記資料に言及部分あり。
・『近代史を拓いた女性たち』(青木生子/著、講談社、1990年)
茅野雅子 「明星」の歌人
p.299 「雅子の歌は、玉野花子、中浜糸子、山川登美子、鳳晶子という女流を一所にまとめた欄中最後に採用されています。こうした女流の歌の欄は、「明星」の第6号から設けられた(後略)」
p.300 「新詩社では、晶子の「白萩」、登美子の「白百合」をはじめ、玉野花子「白菫」、林のぶこ「白桃」、中浜糸子「白藤」、中西安子「白薔薇」というように、女流に花の名の、しかも「白」の名称を付したことは有名です。」
- 事前調査事項
- NDC
-
- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 口頭受付
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000168991