レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年8月4日
- 登録日時
- 2017/08/04 11:36
- 更新日時
- 2017/09/07 16:46
- 管理番号
- 秋田-1980
- 質問
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解決
江戸時代の御判紙などで使用した紙は、どこで作られた紙か。
また、その製造方法について知りたい。
- 回答
-
下記の資料をご案内。
・『和紙文化研究事典』(久米 康生/著、法政大学出版局、2012、585.6/クワ)123209496
⇒pp184 御判紙(ごはんし)の項より、
「御判は印判・花押を敬っていう語で、将軍や武将の花押のある重要な古文書料紙のことで、公文(くもん)紙ともいう。『延徳三年(一四九〇)将軍宣下記』には評定着到・寺社方目録・御吉書などの料紙に御判紙を用い、それに杉原紙を用いたと注記している。のちに奉書紙などで代用し、越前では判之奉書をつくっていた」
また、参考資料として下記のとおりご案内。
・『和紙の歴史 製法と原材料の変遷』(宍倉 佐敏/著、印刷朝陽会、2006、585.6/シワ)122507437
・『和紙文化誌』(久米 康生/著、毎日コミュニケーションズ、1990、585.6/クワ)120018015
・『和紙の手帖 和紙の歴史・製法・用途・産地のすべて』(全国手すき和紙連合会、1992、585.6/ゼワ)128396009
・『和紙 風土・歴史・技法』(柳橋 真/著、講談社、1981、585.6/ヤワ)110187507
・『書の和紙譜 上巻 解説編』(竹田 悦堂/著、雄山閣出版、1996、585.6/タシ/1)121113328
・『日本の手わざ 第1巻 越前和紙』(源流社、2005、750.2/ゲニ/1)122362478
- 回答プロセス
-
1.キーワード「御判紙」所蔵資料検索(全項目)→ヒットせず
2.和紙関連(NDC585.6、750.2)の棚をブラウジング
①『和紙文化研究事典』(久米 康生/著、法政大学出版局、2012、585.6/クワ)123209496
⇒p184 御判紙(ごはんし)の項より、
「御判は印判・花押を敬っていう語で、将軍や武将の花押のある重要な古文書料紙のことで、公文(くもん)紙ともいう。『延徳三年(一四九〇)将軍宣下記』には評定着到・寺社方目録・御吉書などの料紙に御判紙を用い、それに杉原紙を用いたと注記している。のちに奉書紙などで代用し、越前では判之奉書をつくっていた」
合わせて、下記の資料も確認。製法について一部記載が見られた。
②『和紙の歴史 製法と原材料の変遷』(宍倉 佐敏/著、印刷朝陽会、2006、585.6/シワ)122507437
③『和紙文化誌』(久米 康生/著、毎日コミュニケーションズ、1990、585.6/クワ)120018015
④『和紙の手帖 和紙の歴史・製法・用途・産地のすべて』(全国手すき和紙連合会、1992、585.6/ゼワ)128396009
⑤『和紙 風土・歴史・技法』(柳橋 真/著、講談社、1981、585.6/ヤワ)110187507
⑥『書の和紙譜 上巻 解説編』(竹田 悦堂/著、雄山閣出版、1996、585.6/タシ/1)121113328
⑦『日本の手わざ 第1巻 越前和紙』(源流社、2005、750.2/ゲニ/1)122362478
☓⑧『秋田県史 民俗・工芸編』(秋田県/編、秋田県、1978、210/アア/8郷)124015637
- 事前調査事項
- NDC
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- パルプ.製紙工業 (585 8版)
- 工芸 (750 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 御判紙
- 和紙
- 製造
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 受付方法:メール、7/18
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000219936