レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/06/06
- 登録日時
- 2023/07/30 00:30
- 更新日時
- 2023/07/30 00:30
- 管理番号
- 6001061197
- 質問
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解決
シベリア出兵の際に通訳をつとめた樋口艶之助について知りたい。
- 回答
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次の資料に記述がありました。
・『日本人とロシア語:ロシア語教育の歴史』(日本ロシア文学会/編 ナウカ 2000.10)
p.186「第3章 戦前・戦中のロシア語教育」「陸軍幼年学校」「3.教授法、授業カリキュラム、教官のエピソード等」に、樋口艶之介に関して書かれています。卒業生の回想や「樺太の国境画定やシベリア出兵の際に通訳として勤務した勲功により勲三等旭日章を受けたほどの逸材」などの記述があります。
・高尾千津子「シベリア出兵と『シオン議定書』の伝播 1919‒1922」『ユダヤ・イスラエル研究』27(0)(日本ユダヤ学会 2013)p.23-36(2023/6/6 現在)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yudayaisuraerukenkyu/27/0/27_23/_pdf/-char/ja
p.23「はじめに」に「本稿では日本とロシア双方の史料にもとづき、ウラジオストクの実業家スピリドン・メルクーロフと陸軍諸学校教授樋口艶之助の関係が『議定書』伝播に重要な役割を演じていたことを明らかにする」とあり、樋口の経歴なども含めた記述があります。
また、p.24「最初に議定書内容を詳しく紹介し宣伝した日本人には(中略)樋口艶之助がいる。同講演内容は北上梅石(樋口の偽名)著『猶太禍』(1923年)に収録されている」とあります。
・『猶太禍』(北上梅石/著 内外書房 1923)
・黒川智子・松田忍「鈴木荘六『西比利亜日記』(一)」『学苑・近代文化研究所紀要』911 (昭和女子大学近代文化研究所 2016.9)p.10-39(2023/6/6 現在)
http://id.nii.ac.jp/1203/00000377/
p.23「九月廿三日」「午後六時、文官通訳を集めて会飲す。是軍司令部の 樋口[艶之助、浦潮軍司令部陸教授]及新任通訳の為なり」とあります。
[事例作成日:2023年6月6日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 10版)
- ロシア語 (880 10版)
- 参考資料
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- 日本人とロシア語 日本ロシア文学会∥編 ナウカ 2000.10 (186)
- 猶太禍 北上梅石著 内外書房 1923
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/yudayaisuraerukenkyu/27/0/27_23/_pdf/-char/ja (シベリア出兵と『シオン議定書』の伝播 1919‒1922(2023/6/6 現在))
- http://id.nii.ac.jp/1203/00000377/ (学苑・近代文化研究所紀要 第九一一号 史料紹介 鈴木荘六「西比利亜日記」(一)(2023/6/6 現在))
- キーワード
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- シベリア出兵(シベリアシュッペイ)
- 通訳(ツウヤク)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物・団体
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000336576