レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年05月28日
- 登録日時
- 2021/02/26 10:39
- 更新日時
- 2021/02/26 13:34
- 管理番号
- 福参-1154
- 質問
-
解決
「お座敷小唄」事件について調べている。
資料をさがしてほしい。
- 回答
-
◆参考資料1『別冊ジュリスト』1987年2月91号 p90-91
「Ⅱ著作権<一般> 41作詞者の不明―「お座敷小唄」事件
横浜地裁昭和四二年四月二七日判決
(昭和四〇年(ワ)第一六四号・第八五七号損害賠償請求事件及び当事者参加事件)
(最新著作権関係判例集Ⅰ巻四一五頁)
<解説>一 本件は、旧著作権法のもとにおいて、ヒット曲「お座敷小唄」の作詞者が誰であるかが争 われた事件である。(以下略)
<参考文献>伊藤信男・著作権事件100話四九〇頁
阿部浩二・著作権とその周辺 一四五頁 の記述あり
◆参考資料2『最新 著作権関係判例集』p415-433
「4 お座敷小唄事件」
【コメント】 流行歌「お座敷小唄」は、マヒナスターズの和田弘が広島で採集した、作者不明のものである。和田弘が、作詞も作曲も手を入れたことはもちろんである。ところで、いろんな人が自作だと名乗り出たが、曲の方は、陸奥明の二九年作曲の「籠の鳥エレジー」を原曲にしているとされ、実務上そう取り扱われている。問題は作詞である。草加市に住むO氏は、自分が戦地で作つたものだとして、日本ビクターと和田弘を相手に、損害賠償の訴を横浜地裁に起した。訴訟の進行中、広島のK氏が、自作であるとし、訴訟参加をしてきた。裁判所は、原告及び当時者参加人の請求を棄却した。(以下略)」の記述あり。
【判決文】の掲載あり
◇参考URL1 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3001819
デジタルコレクション『著作権事件と著作権判例 : 側面より見た著作権発達史』
三六、昭和四十二年・「お座敷小唄」事件の記載あり。
〇新聞記事
朝日新聞 2019年5月11日 朝刊 3p
「(サザエさんをさがして)著作権 作者不明なら堂々と」
お座敷小唄に関する訴訟についての記述あり
朝日新聞 1967年4月28日 朝刊 14p
「原告が敗訴〝お座敷小唄〟の著作権」
読売新聞 1965年2月19日 朝刊(神奈川)
「お座敷小唄に〝盗用〟の訴え 損害賠償せよと元大尉さん」
読売新聞 1965年2月19日 朝刊(埼玉)
「「お座敷小唄」は私の作詞 賠償金を支払え」
毎日新聞 1967年4月28日 朝刊 15p
「マヒナ・スターズ側が勝訴 お座敷小唄論争」
- 回答プロセス
-
〇データベースで調べる
TKCローライブラリで検索
キーワード「お座敷小唄」1件ヒット
「文献種類 法律文献所在情報に別冊ジュリスト90-91号」の記載あり
◆参考資料1『別冊ジュリスト』1987年2月91号を確認。
(最新著作権関係判例集Ⅰ巻四一五頁)
<参考文献>伊藤信男・著作権事件100話四九〇頁
阿部浩二・著作権とその周辺 一四五頁 の記述あり
◆参考資料2『最新 著作権関係判例集』を確認。
◆参考資料3『著作権とその周辺』p145
第二五話 諸作権者不明の著作物
お座敷小唄事件に関しての記述はなし。
〇NDLサーチで調べる
キーワード「お座敷小唄 事件」で検索
◇参考URL1ヒット
デジタルコレクション『著作権事件と著作権判例 : 側面より見た著作権発達史』
〇各種新聞データベースで調べる
キーワード「お座敷小唄 事件 訴訟」
- 事前調査事項
- NDC
-
- 著作.編集 (021 10版)
- 参考資料
-
- 別冊ジュリスト 1987年2月 91号 有斐閣 M/S/ 107 p90-91
- 最新 著作権関係判例集 著作権判例研究会/編 ぎょうせい 1978 021/2/24 p415-433
- 著作権とその周辺 阿部 浩二/著 日本評論社 1983.6 021/2/S99 p145
- キーワード
-
- お座敷小唄
- 著作権事件
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000294182