レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年03月31日
- 登録日時
- 2023/10/13 12:55
- 更新日時
- 2024/01/23 18:24
- 管理番号
- 埼熊-2023-051
- 質問
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解決
中国沿岸部において過去2000年くらいの間にいつ・どこで・どれくらいの規模の津波や地震が起きたかがわかる資料、インターネット情報が知りたい。
- 回答
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以下の資料と情報を紹介した。
1 図書
『理科年表 第49冊(昭和51年)』(東京天文台編 1975)
p185-221「中国大地震年代表」に、紀元前231年から清末・1912年までの地震、場所、被害状況あり。
『世界の被害地震の表 古代から1989年まで』(宇津徳治編 宇津徳治 1990)
p1「表の使用上の注意」あり。
p220「世界の被害地震の表-解説」あり。
『中国災害史年表』(佐藤武敏編 国書刊行会 1993)
凡例に「本書は中国の秦初(221B.C.)から清末(A.D.1911)にいたる迄の間に発生した災害とその対策とを年代順に整理して記載した事例である。」とあり。
『世界統計白書 2015-2016年版』(木本書店・編集部編 木本書店 2015)
p429-431「世界各国の主な地震発生状況」あり。
p433-435「20世紀以降の主な自然災害」に1900-1968年の災害あり。
『災害と防災・防犯統計データ集 2022』(三冬社 2022)
p74-76「5 世界の主な自然災害~20世紀以降~」あり。
『防災白書 令和4年版』(内閣府編集 昭和情報プロセス 2022)
p附38-40「1900年以降の世界の主な自然災害の状況」あり。
2 インターネット情報
《IISEE 国際地震工学センター》(https://iisee.kenken.go.jp/jp/ 国際地震工学センター)
「世界の被害地震の表(古代から2018年まで」(https://iisee.kenken.go.jp/utsu/index.html)
「宇津徳治先生の「世界の被害地震の表」をウエブ上で検索できるようにしたプログラムです。」とあり。
《USGS Earthquake Hazard Program》(https://earthquake.usgs.gov/ USGS)
「Search Earthquake Catalog」(https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/search/)で地域や規模を指定した検索ができる。(注)英語
《中国地震局》(https://www.cea.gov.cn/cea/index/index.html 中国地震局)
「地震査詢」の「査看所有」(全て見る)から2001年からの地震について情報が得られる。
(注)中国語で書かれている。「査詢」は簡体字を直したものである。
備考欄に追記あり。(2024/1/23)
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈中国 & 津波〉〈中国 & 災害 & 歴史〉〈中国 & 自然災害〉〈中国 & 地震〉〈世界 & 災害〉で検索する。
2 NDC分類〈453〉〈452.5〉の棚を確認する。
3 《国立国会図書館リサーチ・ナビ》(http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/ 国立国会図書館)
「過去の災害を調べる(地震・津波・火山噴火・水害等)」(https://rnavi.ndl.go.jp/jp/guides/post_441.html#2)を確認する。
『世界の被害地震の表 古代から1989年まで』(宇津徳治編 宇津徳治 1990)
p221「「理科年表」1976-1980年版に掲げられている中国大地震年代表は、慶松光雄の長年の研究成果を主体としたもの」とあり。
4 『世界の被害地震の表 古代から1989年まで』の出典文献解説に記述のあった資料を確認する。
(1)《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈中国大地震年代表〉〈世界の被害地震の表〉で検索する。
宇佐美竜夫著「理科年表 (昭和51版年) と中国地震目録の比較」(『地震 第2輯 1976年29巻2号』p272-276 日本地震学会 1976.5(https://doi.org/10.4294/zisin1948.29.2_194 J-STAGE)
5 《国立国会図書館レファレンス協同データベース》(http://crd.ndl.go.jp/reference/ 国立国会図書館)を〈中国 & 津波〉で検索する。
「中国、韓国での大規模地震の発生頻度を知りたい。」(福岡県立図書館 https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000131371)
回答資料を確認する。
(1)『世界統計白書 2015-2016年版』(木本書店・編集部編 木本書店 2015)
p431「1970年以降、死者数1000名以上の地震のみ」とあり。
「出典:USGS Earthquake Hazard Program、気象庁」とあり。
6 5(1)の情報から《USGS Earthquake Hazard Program》(https://earthquake.usgs.gov/ USGS)を確認する。
7 《気象庁》(https://www.jma.go.jp/jma/index.html 気象庁)を〈中国 & 地震〉で検索する。
「中国地震局」関連の記事が多数ヒットする。
8 7より《中国地震局》(https://www.cea.gov.cn/cea/index/index.html)を確認する。
〈その他調査済み資料〉
『世界災害史事典 1945-2009』(日外アソシエーツ編集部編 日外アソシエーツ 2009)
『四川大地震から学ぶ 復興のなかのコミュニティと「中国式レジリエンス」の構築』(大谷順子編 九州大学出版会 2021)
『地震・火山の事典』(勝又護編 東京堂出版 1993)
『津波の事典』(首藤伸夫[ほか]編 朝倉書店 2007)
『自然災害の事典』(岡田義光編 朝倉書店 2007)
『日本被害津波総覧 第2版』(渡辺偉夫著 東京大学出版会 1998)
『地震の事典 第2版』(宇津徳治[ほか]編 朝倉書店 2001)
『理科年表 第49冊(昭和51年)』(東京天文台編 1975)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2023年3月31日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会福祉 (369 9版)
- 海洋学 (452 9版)
- 地震学 (453 9版)
- 参考資料
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- 『理科年表 第49冊(昭和51年)』(東京天文台編 1975)
- 『世界の被害地震の表 古代から1989年まで』(宇津徳治編 宇津徳治 1990) , ISBN 4-336-03472-9
- 『世界統計白書 2015-2016年版』(木本書店・編集部編 木本書店 2015) , ISBN 978-4-904808-17-7
- 『災害と防災・防犯統計データ集 2022』(三冬社 2022) , ISBN 978-4-86563-088-6
- 『防災白書 令和4年版』(内閣府編集 昭和情報プロセス 2022) , ISBN 978-4-907343-22-4
- キーワード
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- 地震-中国
- 津波
- 自然災害
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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追記(2024/1/23)
回答で紹介されている中国地震局のインターネット情報について更新箇所あり。
《中国地震局》(https://www.cea.gov.cn/cea/index/index.html 中国地震局)
「中国地震台■」(http://www.ceic.ac.cn/history)
2012年4月26日以降の地震が検索可能である。
(注)「頻」は簡体字を直したものである。「■」は「網」の異体字である。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 災害
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000339709