レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年11月05日
- 登録日時
- 2021/11/30 17:01
- 更新日時
- 2022/06/08 11:31
- 管理番号
- 島根参2021-036
- 質問
-
未解決
オランダのデルフト焼(デルフト陶器)を使用した茶会記が載っている資料はないか。
- 回答
-
当館所蔵資料など、デルフト焼に関する資料を3点確認したが、茶会に関する記述がなかった。
【資料1】『淡交 月刊茶道誌 昭和60年5月-39巻5号』(淡交社 1947)
p24-33「茶人が好んだヨーロッパ陶-オランダ・デルフト焼の展開を追って―」
デルフト焼が日本に伝わった歴史などを紹介。
p34-38「ヨーロッパ生れの茶道具たち」
オランダの茶道具について、水指、花入、香合、茶碗、向付、徳利、盃を写真付きで解説。
茶会についての記事はない。
【資料2】『陶説 469号』(日本陶磁協会 1953)
p72-77「西洋陶芸入門(19)近世の陶器(9)-イングリッシュ・デルフト陶器-」
イギリスで焼かれたデルフト陶器についての紹介。
茶会については書かれていない。
【資料3】『石川県立美術館だより 第303号-2009年1月』(石川県立美術館)【Web公開】
p5「新春優品選 茶道美術を中心に」より
「県文 和蘭陀白雁香合 デルフト窯」を写真付きで紹介。
茶人・高橋箒庵(高橋義雄)が、山川家で見たこの香合について、もっとも難しい首の表現がとても優れており、「天下第一の白雁」と大絶賛していたと記述あり。
茶会に使われた香合かどうかは不明。
- 回答プロセス
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①当館の蔵書を検索:検索キーワード(フルテキスト)「デルフト焼」→該当なし。
②国会デジタルコレクションより「茶会」×「デルフト」で検索→14件ヒット→その中から該当と思われる資料3点を確認。【資料1】【資料2】【資料3】
- 事前調査事項
- NDC
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- 茶道 (791)
- 陶磁工芸 (751)
- 参考資料
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- 【資料1】淡交. 淡交社. 第39巻 第5号 p. 24-38 (※書庫資料)
- 【資料2】陶説. 日本陶磁協会. (西洋陶芸入門(19)) 近世の陶器(9)-イングリッシュ・デルフト陶器ー 第469号 p. 72-77, ISSN 0563 9522 (当館資料番号 920101373 ※書庫資料)
- キーワード
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- オランダ
- 陶磁器
- 茶道
- 陶芸
- 照会先
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- 石川県立美術館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000308194