レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/02/14
- 登録日時
- 2019/11/01 00:30
- 更新日時
- 2019/11/01 00:30
- 管理番号
- 参調 19-0014
- 質問
-
未解決
日本テレビで製作・放映されたドラマ『五稜郭』の脚本で、参考資料として挙げられていた「古屋作左衛門伝/顕彰会編」という資料がどこで出版され、どうしたら読めるのか、インターネットで調べているが情報がなく、わからない。
この資料について調べてもらいたい。
※『五稜郭 日本テレビ大型時代劇/杉山義法(日本テレビ放送網,1988)』は北方資料として所蔵あり。
- 回答
-
国立国会図書館サーチで検索すると『古屋佐久左衛門伝』という資料が存在する。
ただし、タイトルの表記が違う、著者名が篠原正一著となっているなど、『五稜郭』の参考資料として挙げられているものと同一とは考えにくい。
※2/14『古屋佐久左衛門伝』は福岡市総合図書館の郷土資料として所蔵されているため、「顕彰会」という表記がどこかにないか、このドラマとの関わりが記載されていないか、現物を確認して貰えるよう問い合わせた。同日、回答あり。「奥付のない資料であり、顕彰会という団体名も資料のなかには確認できなかったが、資料には五稜郭についての記述もある。また、小郡市立図書館では同資料の貸出も可能」とのこと。
調査の過程で
『幕将古屋佐久左衛門(兄) 幕医高松凌雲(弟)伝/高松 卯喜路(1980)』
『佐幕派史談/長谷川 伸(大道書房,1942)』
『明治戊辰梁田戦蹟史/真下菊五郎』
などにある程度のページを割いて古屋作(佐久)左衛門についての記述があることがわかった。
『佐幕派史談』『幕将古屋佐久左衛門(兄) 幕医高松凌雲(弟)伝』は当館に所蔵あり。
特に、昭和55年発行の『幕将古屋佐久左衛門(兄) 幕医高松凌雲(弟)伝』については、
かなりのページを古屋佐久左衛門についての記述に割いていることが確認できた。
『明治戊辰梁田戦蹟史』は複数の県立図書館に所蔵があるため、借受可能。
『五稜郭』の奥付にある参考資料にこの資料の発行者/出版社の記述がなく、「顕彰会」という団体が確認できないことなどから、この脚本が執筆された時点では図書資料として発行されていたものではなかった、地域資料の収集・保管に携わっている市民団体などが提供した資料、等のことも推測もできる。
これ以上の調査に関しては古屋作左衛門ならびに弟の高松凌雲の出身地である福岡県小郡市の施設に問い合わせた方が何らかの情報を得られる可能性が高いと考えられるので、以下に紹介する。
・小郡市立図書館
〒838-0142 小郡市大板井136番地1TEL:0942-72-4319(直通)
・高松凌雲顕彰会
小郡三井医師会 TEL:0942-72-5534
(現在、ドラマ『五稜郭』脚本執筆時の取材のことがわかる人がいるかどうかは不明とのこと)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 映画 (778 7版)
- 参考資料
- キーワード
-
- ドラマ
- 時代劇
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- ※時間がかかると思うので回答は文書で(郵便局留め)、とのこと。
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000263281