レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/05/31
- 登録日時
- 2022/07/13 00:30
- 更新日時
- 2022/07/14 00:30
- 管理番号
- 6001056273
- 質問
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解決
オーク礼拝堂について掲載されている資料を教えてほしい。できれば写真が載っているものがよい。
- 回答
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オーク礼拝堂はフランスのアルヴィルにあり、1696年に地元のデュ・デトロワ神父が周囲一五メートルのヨーロッパナラの木にできた空洞に作ったものです。
以下の資料に掲載されていました。
・『地球のすばらしい樹木たち:巨樹・奇樹・神木』(トマス・パケナム/写真・文 早川書房 2003.3)
「3 長寿者」の「聖なる木」の項目に「オーク礼拝堂はいかにして守られたか」(p.92-93)が掲載されており、次の記述があります。
「フランスのルーアンの北西48kmほど離れたアルヴィルのオーク礼拝堂は、17世紀末に有名になった場所である。1696年、地元のデュ・デトロワ神父が、オーク(中略)の木にできた空洞に礼拝堂を造った。2階には隠者のための部屋まで造られた。平和の母、聖母マリアを祭る礼拝堂だったが、まもなく巡礼の地となった。(後略)」(p.92)
また、オーク礼拝堂の写真が掲載されており(p.92)、「仏ノルマンディー地方のルアーンにほど近い村にあるオーク礼拝堂。ボルトやケーブルで固定され、板をあてがわれている。」と記されています。(p.93)
・『世界の巨樹・古木:ヴィジュアル版』(ジュリアン・ハイト/著 原書房 2016.4)
「礼拝堂のオーク」(p.56-57)が掲載されており、次の記述があります。
「北部フランスの中央にあるアルヴィル=ベルフォス村に、しばしばフランス最古と称される礼拝堂のオーク(中略)が立っている。地元の伝説によれば、この木は少なくとも樹齢1000年で、少年時代のノルマンディ公ウィリアムが1035年にこの木の根元でひざまずいたと言われている。(中略)専門家は樹齢をもっと控えめに見積もって800年と推定しているが、根元の幹回りが15メートルもあるので、伝説の方が正しい可能性はある。(後略)」(p.56)
また、「礼拝堂のオーク、ジュール・ジャナン画、1844年」(p.56)と2枚の写真「礼拝堂のオーク、1910年頃」(p.56)・「礼拝堂のオーク、2009年」(p.57)が掲載されています。
・『森と樹木と人間の物語:ヨーロッパなどに伝わる民話・神話を集めて』(浅井治海/著 フロンティア出版 2006.6)
「4 樹木の神秘」に「オーク、理性の神殿」(p.160-161)が掲載されており、次の記述があります。
「仏ノルマンディ―地方のルーアンの北西四八キロメートルにあるアルヴィールのオーク礼拝堂は、一六九六年に小教区のデュ・デトロワ神父が周囲一五メートルのヨーロッパナラの木にできた空洞に作ったものである。二階には隠者のための部屋まで作られた。聖母マリアを祭る礼拝堂で、まもなく巡礼の地になった。(後略)」(p.160-161)
[事例作成日:2022年5月31日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 森林立地.造林 (653 10版)
- 参考資料
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- 地球のすばらしい樹木たち トマス・パケナム∥写真・文 早川書房 2003.3 (92-93)
- 世界の巨樹・古木 ジュリアン・ハイト‖著 原書房 2016.4 (56-57)
- 森と樹木と人間の物語 浅井/治海∥著 フロンティア出版 2006.6 (160-161)
- キーワード
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- 礼拝堂(レイハイドウ)
- 樹木(ジュモク)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000318685