①『こんなにスゴイ!未来のせかい』の「宇宙エレベーター」の項には、「大手建設会社大林組が2012年に構想を発表して話題となったのが、ロケットを使わずに地球から宇宙へと昇っていく、夢の移動手段『宇宙エレベーター』。これは、宇宙空間から地上に向けて吊り下げられた『タワー』内を走る『電車』と言い換えることもでき、目的地であるステーションまで時速200㎞で向かうんだ。2050年に完成させる計画で、それまでに経済的・環境的・政治的な問題を解決する必要があり、技術面でもさまざまな研究が行われている。」と記載されている。また、「宇宙エレベーター早わかりQ&A」の項には、「エネルギーはどうするの?」「費用はどれくらい?」「どんなもの?」「何でできている?」の回答も載っている。
②『そうだいすぎて気がとおくなる宇宙の図鑑』の「宇宙に行くならエレベーター」の項には、「訓練もなしに、カンタンに宇宙に行く方法が考えられています。それが『軌道エレベーター』!地上から上空36,000㎞静止衛星(地球の自転と同じ速度で動く人工衛星)まで、ケーブルでつなぎ、エレベーターで上り下りをするというもの。2050年の実現を目指しています。」と記載されている。
③『科学について知っておくべき100のこと』の「宇宙エレベーターは…」の項には、「未来の宇宙飛行士たちを軌道まで持ち上げることができる。科学者たちは、地球の表面からまっすぐ大気圏外へと、巨大なケーブルを延ばす計画に取り組んでいる。乗客を乗せた乗り物が、大量の燃料を燃やすことなしに、このケーブルを上り下りするようになる。」と記載されている。また、「宇宙エレベーターは、ほんの50年後には建設できると考える科学者たちもいるよ。」とあり、宇宙エレベーターの簡単な構造がイラストで載っている。
④『宇宙探検大百科』の「新型ロケット・宇宙船と宇宙エレベーター計画」の項には、「人類が宇宙へ出かける手段であるロケットや宇宙船は、より安全で経済的にも効率のよいものをめざして開発が進められている。さらに人工衛星の軌道まで、エレベーターに乗ってでかけてしまおうという計画もある。」とある。また、「上空3万6000㎞の『静止軌道』では、人工衛星は地球と同じく24時間で1周させることができるので、地上から見れば空に止まっているように見える。ここに宇宙ステーションを置いて地球からケーブルでつなぎ、エレベーターで行き来させようというのが『宇宙エレベーター計画』だ。古くからあるアイデアだが、いちばんの困難はケーブルの強度の問題だった。だが、近年、引っぱり強度が鉄鋼の約20倍という炭素せん維の『カーボンナノチューブ』という新素材があらわれたことから、実現は夢ではなくなってきたという。」とあり、宇宙エレベーターの構造やイメージ図も掲載されている。
⑤『なんでも未来ずかん』の「驚異の宇宙エレベーター」の項には、「未来の宇宙旅行は、宇宙エレベーターが主役だ。地球と宇宙をつなぐ宇宙エレベーターは、なんと全長10万㎞!地球を2周するよりもっと遠い。」とある。また、「地球の基地は、海の上!」には、「地球側の宇宙エレベーターの基地『アース・ポート』は、海の上にある。この基地から、まっすぐ宇宙へケーブルがのび、それをつたいながら宇宙エレベーターは宇宙と地球を往復するんだ。」との記載がある。宇宙エレベーターの構造やイメージ図も載っている。