レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/09/19
- 登録日時
- 2006/03/31 02:11
- 更新日時
- 2010/01/20 11:55
- 管理番号
- 埼熊-2005-073
- 質問
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未解決
上州館林城の代々の城主に仕えた御典医の名前を知りたい。
- 回答
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すべての城主の医師についてはわからなかったが、下記の城主については判明した。なお、〈御典医〉という呼称は江戸時代に使用されたが、館林城創築は室町時代。また、①は藩医と思われる。
①徳川綱吉に仕えた医師
吉田策庵、半井宇庵、高麗永竹、北村安斎、小島円斎、箕浦寿玄、平井由敬、鈴木善庵(外科)、 間島安清(眼科)、 山路一庵(針治)
*「館林宰相綱吉代分限帳(年次不詳)」(『群馬県史 資料編16』所収)による。
②秋元志朝に仕えた医師
長沢理玄
*『群馬県百科事典』によれば、「1846(弘化3)年 藩主移封に従い館林に来住」とあり。
- 回答プロセス
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〈館林城〉ということから、『群馬県史』『館林双書』等の群馬県関係資料にあたる。
代々の城主の一覧は、『城郭図とその変遷』(館林城調査報告書 1)等にあり。
長沢理玄は『群馬県の歴史』『館林郷土史事典』『群馬県人名大事典』『典医の歴史』等にも掲載されている著名な医師。
その他の参照資料は以下のとおり。
『日本城郭大系 4』『藩史大事典 2』『国史大辞典 9』『中世館林城と戦国武将』『中世の館林城』『上州の名城と伝説』『近世館林藩の大名』『新編物語藩史』『図説館林・邑楽の歴史』『群馬県史料集 2・別巻1』『史料綜覧 14』『上州こぼればな誌』『群馬郡史帖』ほか
急ぎの調査だったので群馬県立図書館等に照会はしていない。
- 事前調査事項
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「広辞苑 第4版」より〈御典医〉:江戸時代、幕府・大名お抱えの医者。〈藩医〉:江戸時代、藩に仕えた医者。
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版)
- 参考資料
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- 『群馬県史 資料編16』(群馬県 1988)
- 『群馬県百科事典』(上毛新聞社 1979)
- 『典医の歴史』(山田重正 思文閣出版 1980)
- キーワード
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- 館林市-群馬県-江戸時代-歴史
- 医師-藩医-御典医
- 館林城
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000028160