レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20210811
- 登録日時
- 2021/12/17 00:30
- 更新日時
- 2021/12/17 12:49
- 管理番号
- 中央-2021-30
- 質問
-
解決
献辞について書かれた資料を知りたい。献辞の始まりや、海外の事例について載っているとよい。
- 回答
-
Googleをキーワード<献辞 研究><献辞 有名>で検索し、該当した資料・情報を確認した。
また、参考までに「国立国会図書館オンライン」(https://ndlonline.ndl.go.jp/)をキーワード<献辞の><献辞に>で検索し、該当した資料・情報を確認した。
(最終検索日・インターネット情報の最終アクセス日:2021年10月6日)
資料1 p.12-34「特集 献辞の研究!」
p.12-17「家族に友人に自分自身、税務署まで何でもありだ!」(新保博久)やp.28-30「妻を殺す物語を妻に捧げた探偵作家」(森英俊)など、献辞について特集が組まれている。
情報1 『国際文化研究所紀要』19巻 城西大学国際文化研究所 2014.3(※都立図書館未所蔵)
p.91-116「探偵小説における前書きの特徴 アガサ・クリスティー、ジョン・ディクスン・カー エラリー・クイーン」(日吉和子)
アガサ・クリスティーをはじめ3人の作家の前書きについて考察した論文である。前書きを2種類に大別した際に、第1タイプとして「献辞タイプ」(「To XX」などのように著者が家族などの名前を挙げているもの)が挙げられている。
情報1は、下記の城西大学機関リポジトリで公開されている。
URI:http://libir.josai.ac.jp/il/meta_pub/G0000284repository_JOS-13412663-1904
資料2 p.64-35「ジョンソンと献辞 : 十八世紀文筆業の一側面」(青木健)
18世紀イギリスの文筆業におけるパトロン制について実情を明らかにするべく、作家による「献辞」の慣行に注目した論文である。献辞の意味の推移について触れられているほかに、文筆家の新旧の狭間にいたジョンソンの献辞を取り上げている。
資料2は、下記の成城大学リポジトリで公開されている。
Permalink : http://id.nii.ac.jp/1109/00004228/
資料3 p.188-189「第5章 本とその周辺 本の献辞の誕生」
献辞の誕生について簡単な記述がある。
資料4 p.251-255「献辞の話」(河盛好蔵)
献辞についての著者のエピソードや、海外の献辞の例をいくつか挙げている。
資料5 p.199-205「献辞について」
献辞の例に加え、著者の考える献辞の種別について記述がある。
資料5は、「国立国会図書館デジタルコレクション」の図書館送信サービス参加館内にて閲覧可能。(永続的識別子:info:ndljp/pid/2933075)
資料6 p.27-30「献辞の表情」(裏川大無)
献辞の蒐集家である著者の記録である。
資料6は、「国立国会図書館デジタルコレクション」の図書館送信サービス参加館内にて閲覧可能。(永続的識別子:info:ndljp/pid/3555549)
参考文献のうち、資料1,3,4は都立中央図書館所蔵資料、資料2,5,6は都立多摩図書館所蔵資料である。
なお都立図書館蔵書検索、「レファレンス協同データベース」(国立国会図書館 https://crd.ndl.go.jp/reference/)、「CiNii Articles」(国立情報学研究所 https://ci.nii.ac.jp/)を<献辞><歴史><誕生>などのキーワードを掛け合わせて検索したが、関連する資料・情報を見出せなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 図書.書誌学 (020 9版)
- 参考資料
-
- 【資料1】雑誌:本の雑誌 45巻 7号 通巻445号 (2020年7月) / 本の雑誌社
- 【資料2】雑誌:成城文藝 154号 (1996.3) / 成城大学文芸学部編
- 【資料3】懐かしき古本屋たち / 清水 一嘉/著 / 風媒社 / 2018.9 <019.0/5155/2018>
- 【資料4】雑誌:世界 343号 (1974年6月) / 岩波書店
- 【資料5】本の選び方・読み方 / 瀬沼 茂樹/著 / 実業之日本社 / 1961 <0190/S539/H>
- 【資料6】雑誌:書物展望 12巻 7号 通巻133号 (1942年7月) / 書物展望社
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000309177