レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/04/04
- 登録日時
- 2007/09/13 02:14
- 更新日時
- 2024/03/30 00:31
- 管理番号
- M07022113558182
- 質問
-
戦前の教科書に「天皇が家臣に、蚕を持ってこいと言ったら、家臣は子どもを連れてきた。天皇はそれを見て笑った」というような話が載っていたが、それは何か。
- 回答
-
『絹 1(ものと人間の文化史)』p44に「『日本書紀』雄略天皇六年三月の条には、養蚕を奨励するため、天皇はスガルという人物に命じて、国内から蠶(蚕)を集めさせたとある。ところがスガルは、何を勘違いしたのか、嬰児ばかりを集めてきた。これは蚕と子と取り違えたためであった」という記述がある。『日本書紀 上(岩波文庫復刻版)』p224に該当の話がある。『日本教科書大系 近代編 第3巻 修身3』p391~392の初等科修身 一(昭和17年発行)の四に「小子部のすがる」という話が掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 蚕糸業 (630 9版)
- 参考資料
-
- 伊藤智夫著『絹1(ものと人間の文化史)』法政大学出版局,1992,p.44.『日本教科書大系 近代編 第3巻 修身3』講談社,1962,p.391-392.黒板勝美編『日本書紀 上(岩波文庫復刻版)』一穂社,2004,p.224.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2007022113583458182
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000037478