レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/11/11
- 登録日時
- 2022/12/14 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:42
- 管理番号
- M22110815236770
- 質問
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一番塩分の多い漬物は何か。
- 回答
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①『食品・料理の塩分量早わかりハンドブック』の「塩分の多い身近な食品[漬け物]に含まれる食塩量」の項に、36種類の漬物の成人1人あたり1食(1回)でとると思われる平均的分量に含まれる食塩量としょうゆ相当量、100g中の量が表になって掲載されている。それによると、100gあたりでは梅干しが22.1gで最も多い。次いでザーサイスライスで13.7gとなっている。なおこの表は「五訂日本食品標準成分表」などから作成とある。
②『早わかりインデックスきほんの食品成分表』の「野菜加工品(漬け物類)」に30種類の漬物の成分表があり、目安量あたりと、可食部100gあたりの食塩相当量が分かる。これによると100gあたりでは梅干しが22.1gで最も多い。次いでザーサイが13.7gである。なお、本書は『日本食品標準成分表2010』掲載の食品の中から日常よく食べる食品を厳選とある。
③『食品別「塩分量」早わかり手帖』の「副菜 漬物」の項に15種類の漬物のおおよそ1回あたりの摂取量に相当する塩分量が示されている。また、巻末には食品100gあたりの塩分量一覧がある。これによると、100g当たりの塩分量のもっとも多いのはザーサイで14.0g、梅干しは6.0gとなっている。なお、本書に掲載された「塩分量」などは株式会社マッシュルームソフトにより提供されたデータを元にしたとある。
最新の④『日本食品標準成分表 2020年版(八訂)』によると梅干し(塩漬)の食塩相当量は18.2g、ザーサイは13.7gとなっている。なお、漬物という独立した項目はなく、「きゅうり」、「だいこん」、「うめ」等の項目に漬物が記載されているため、個々の食品に当たる必要がある。また、⑤「日本食品標準成分表 2020年版(八訂)」の電子書籍(PDF形式)とデータ(Excel形式)は、文部科学省がインターネット上に公開している。
そのほか、文部科学省は「日本食品標準成分表 2020年版(八訂)」をデータソースとして、食品成分に関するデータを⑥「食品成分データベース」としてインターネット上で公開している。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版)
- 参考資料
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①忍田聡子『食品・料理の塩分量早わかりハンドブック』 主婦の友社,2007,191p.参照はp.64-69.
②主婦の友社『早わかりインデックスきほんの食品成分表』 主婦の友社,2014,239p.参照はp.2,156-161.
③鎌田実『食品別「塩分量」早わかり手帖』 三才ブックス,2013,159p.参照はp.5,94-95,144.
④文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会『日本食品標準成分表 2020年版(八訂)』 蔦友印刷,2021,652p.参照はp.108-109,134-135.
⑤文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」 https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html(2022.9.8確認)
⑥文部科学省「食品成分データベース」 https://fooddb.mext.go.jp/whats.html(2022.9.8確認)
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①忍田聡子『食品・料理の塩分量早わかりハンドブック』 主婦の友社,2007,191p.参照はp.64-69.
- キーワード
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- 漬物 塩分
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2022110815245136770
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000325675