レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年07月02日
- 登録日時
- 2023/03/15 16:06
- 更新日時
- 2024/01/11 14:49
- 管理番号
- 横浜市中央2696
- 質問
-
解決
「近所付き合い」という形態での近隣住民との関係が、希薄化してきていることについて
記述がある資料や、それを示す統計やデータが載っている資料を見たい。
- 回答
-
以下の資料を紹介いたします。
1 統計資料・白書
(1)『横浜市民意識調査 令和3年度 調査資料』 横浜市政策局政策部政策課/〔編〕
横浜市政策局政策部政策課 2022.3
p.77「地域におけるつながり」の項目があり、「隣近所とのつき合い方[経年変化]」のグラフが
あります。
「『比較的親密なつき合い方』をしている人の割合は、長期的には減少傾向が見られ」という記述が
あります。
(2)『ライフデザイン白書 2015年』 第一生命経済研究所/編 ぎょうせい 2015.7
p.20-31「地域や人とのかかわり方」
近所づきあいの状況について、データと解説があります。
p.24「「より親しくつきあいたい」と回答したのは1割弱にとどまった。」
という記述があります。
(3)『国民生活白書 平成19年版』 内閣府/編 時事画報社 2007.7
p.61-126「地域のつながり」
近隣関係によるつながりについて、様々なデータが掲載されています。
p.77に「近隣関係は希薄化し続けている」という項目があります。
(4)『厚生労働白書 平成18年版』 厚生労働省/編 ぎょうせい 2006.9
p.33「近所付き合いの程度の変遷」のグラフがあります。
「近所付き合いの程度は、都市・地方、職業を問わず、低下してきている」という記述があります。
2 図書資料
(1)『孤立不安社会 つながりの格差、承認の追求、ぼっちの恐怖』 石田光規/著
勁草書房 2018.12
p.150-158「日本社会における近隣関係」という章があります。グラフによるデータがあり、
「近所づきあいについて高い期待を抱く人が年々減少している」等の記述があります。
(2)『孤立の社会学 無縁社会の処方箋』 石田光規/著 勁草書房 2011.12
p.52-56「薄れる地域付き合い」という章があります。グラフによるデータも掲載されています。
(3)『変容する西陣の暮らしと町』 仏教大学西陣地域研究会,谷口浩司/編 法律文化社 1993.9
p.85-107「第5章 近所づきあいと地域生活」という章があります。
p.98「従来の西陣的なつきあい文化とは断絶した住民が増加していることを
物語っている。」という記述があります。
(4)『生活・関係・文化 都市社会学のフロンティア』 森岡清志,松本康/編 日本評論社 1992.6
p.121-159「団地の近所づきあい」という章があります。
p.124「こんにちの東京の大部分の地域では、近隣関係はごく少ないのが
普通である。」という記述があります。
3 論文
(1)「近隣住区と福祉コミュニティ」徳永 勇
筑紫女学園大学研究紀要 12号 2017.1 p.135-145
http://id.nii.ac.jp/1219/00000573/(最終確認日:2022/11/11)
近隣関係の希薄化について記述があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 社会学 (361 8版)
- 生活.消費者問題 (365 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000330375