レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2001年5月11日
- 登録日時
- 2013/06/12 10:11
- 更新日時
- 2023/06/30 15:11
- 管理番号
- PML20010511-02
- 質問
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解決
1880~1930年の間の中国の石版印刷による書物について研究している
・当時の石版の耐刷力は?
・50年で石版が廃れた背景は?
・1900年頃、日本から技術者が技術提供をしている。その事実関係と背景は?
- 回答
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・当時の石版の耐刷力、50年で石版が廃れた背景は?
吉田忠、李延挙編『日中文化交流史叢書 第8巻 科学技術』(大修館書店、1998年)を提供。
・1900年頃、日本から技術者が技術提供をしている。その事実関係と背景について
大蔵省印刷局編『大蔵省印刷局百年史 第2巻』(大蔵省印刷局、1972年)
p.267 清国からきた活版技術見習生に、活版技術見習生として日本に派遣され、
活版課長辻時之助らに指導を受けた兪成林(後に兪蔚林)の記述がある。
それによると、明治39(1906)年4.5月の折に、
清国で政府印刷機関新設の方針が決まり、証券、活版各二名の見習生を当局に派遣し、
その指導方を要請してきた。その内の一人が兪成林であった。
当時活版部では、デュークプレクス型印刷機の据え付け、その他の設備強化を行い、
戦後の作業輻輳に対処している時であったが、隣国の要請に応え、
懇切に指導を行ったという。二年間の技術修行を終え、
帰国した二人はそれぞれ習得した技術を駆馳、
同国の活版印刷技術の開発に努力したと伝えられる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 印刷 (749)
- 参考資料
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大蔵省印刷局 編集. 大蔵省印刷局百年史 第2巻. 大茂省印刷局, 1972.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I029293588-00 (S331-O57) -
中西進 [ほか]編. 日中文化交流史叢書 第8巻. 大修館書店, 1998.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002688492-00 , ISBN 4469130400 (210.18-N88-8)
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大蔵省印刷局 編集. 大蔵省印刷局百年史 第2巻. 大茂省印刷局, 1972.
- キーワード
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- 印刷
- 印刷-中国
- 石版印刷
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000132380