レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年02月11日
- 登録日時
- 2014/02/11 15:19
- 更新日時
- 2014/03/11 22:42
- 管理番号
- 20140211-1
- 質問
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解決
「石榴口」について知りたい。
- 回答
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石榴口 【ザクログチ】 コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E7%9F%B3%E6%A6%B4%E5%8F%A3 (2014/02/11確認)
デジタル大辞泉
ざくろ‐ぐち 【▽石×榴口】
1 《鏡磨きにザクロの酢が必要とされたところから、「鏡要る」に「屈み入る」をかけて出来た名という》江戸時代の浴場で、洗い場から湯ぶねへの出入り口。湯の冷めるのを防ぐために、洗い場と湯ぶねとの間に、下部をあけて板を張り、からだをかがめて出入りするようにした所。・・・
日本国語大辞典
ざくろ‐ぐち 【石榴口】
〔名〕
(1)江戸時代から明治ごろまでの銭湯の、洗い場から浴槽への出入り口。湯のさめるのを防ぐため、浴槽を板戸で仕切り、その下部を開けてからだをかがめて出入りするようにつくったもの。じゃくろぐち。・・・
【語源説】
((1)について)当時、鏡みがきは石榴の酢を要したので、「かがみいる(屈入)」を「かがみいる(鏡要)」にかけ、この名がついたもの〔醒睡笑・大言海〕。
日本大百科全書(ニッポニカ)
ざくろ口 ざくろぐち
江戸時代の銭湯にあったもので、戸棚風呂(ぶろ)が開放的に進化した浴槽構造の一つ。左右および後部を羽目板で囲んだ小部屋に浴槽を設け、その前面に天井から低く板を垂らして張ったものである。蒸し風呂と湯浴の折衷の構造といえる。湯気の放散を防げるので湯も冷めにくい。その前面を覆った板の下部に、人が身をかがめてくぐれる程度のすきまがあり、客はそこを通って浴槽と流し場の間を出入りした。
この語源として、昔は鏡を磨くのにザクロの実の醋(す)を用いたところから、「かがみ入る」と「鏡鋳(い)る」をかけて、ざくろ口とよばれたという。・・・
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 語源.意味[語義] (812 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- ざくろぐち ざくろ口 石榴口
- 風呂屋 銭湯
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000149088