レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年12月26日
- 登録日時
- 2013/12/26 17:23
- 更新日時
- 2013/12/26 17:29
- 管理番号
- 20131226-2
- 質問
-
解決
鎧の杏葉について知りたい。
- 回答
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デジタル大辞泉
ぎょう‐よう 〔ギヤウエフ〕 【×杏葉】
《形が杏(あんず)の葉に似ているところから》
2 胴丸・腹巻などの肩上(わたがみ)に、染め革でくるんでつけた鉄板。
大辞林 第三版
ぎょうよう【杏葉】
鎧(よろい)の付属具の一。染め革などで包んだり漆をかけたりした鉄板。古くは下級武士が,袖の代わりに胴丸の肩につけたが,鎌倉時代に,袖が完備するとともに,胸につけるようになった。
日本大百科全書(ニッポニカ)
杏葉 ぎょうよう
馬具もしくは甲冑(かっちゅう)の付属具。形状が杏(あんず)の葉に似るとして命名されたものと考えられる。・・・
甲冑付属の杏葉は、中世に徒立(かちだち)で戦った下卒が着た胴丸(どうまる)(右引合せ形式で当時は腹巻と呼称された)の肩上(わたがみ)に結び付けた肩先の防具である。軽い膨らみをもった独特の形の掌(てのひら)大の鉄板で、一般に上部を折り返し、表面に絵韋(えがわ)を張り、据文(すえもん)金物を打ち、周囲に覆輪をかけ、上部の穴に緒の設けがある。・・・
国史大辞典
杏葉 ぎょうよう
(二)
武具の杏葉は、徒歩打物合戦用の腹巻や銅丸が、胴中心で袖の類を付属しなかったことから、肩の掩蔽物として左右の肩上(わたかみ)に結び下げた。鉄板を韋包みとして覆輪をかけ、据文(すえもん)金物を打つのを例とする金具廻の一種である。・・・
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 金工芸 (756 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 甲冑
- 武具
- 鎧
- 胴丸
- 腹巻
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000142464