レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年03月23日
- 登録日時
- 2015/09/04 16:18
- 更新日時
- 2015/12/14 17:05
- 管理番号
- ASK0000024254
- 質問
-
解決
アジアにおける日本文化の受容についての量的調査研究、総論的なものはあるか。
戦後、日本のポップカルチャーが韓国、中国、台湾、あるいは東南アジア諸国に広範な影響力を及ぼしてきたとされる。
何冊かこれに関して文献をあたったが、質的調査が中心で、統計的な量的調査は見つからなかった。
- 回答
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図書資料につきましては、『デジタルコンテンツ白書』(デジタルコンテンツ協会編) があります。
こちらにはアジア各国での日本製アニメの視聴率、映画の観客動員数などが掲載されています。
日本のポップカルチャーとアジア諸国の関係について書かれている 雑誌論文につきましては、以下の2論文が確認できました。
・松下 慶太 / 台湾における日本メディア文化の普及と「日本イメージ」の形成 目白大学人文学研究, 4(2008), pp.121-134
台湾での日本製テレビ番組の視聴率の統計などが掲載されております。
・黄 逹起 / 韓国における日本大衆文化の受入:1990年代以降の日本映画を中心に 桃山学院大学総合研究所紀要 32(3)(2007), pp.47-57
韓国での日本映画の興行成績の統計が掲載されております。
また、日本貿易振興機構(JETRO)のウェブサイトからは、ドラマ・アニメなどのコンテンツに関するレポートをPDFファイルでご利用可能です。 以下に一例を挙げますので、ご参照ください。
「中国における日本製コンテンツ放送・上映・発売状況等データ(2009年第3四半期)」
(https://www.jetro.go.jp/world/asia/cn/reports/07000171) (最終確認:2014年8月20日)
「韓国におけるコンテンツ市場の実態(輸出促進調査シリーズ)2007年3月」
(http://www.jetro.go.jp/world/asia/kr/reports/05001428) (最終確認:2014年8月20日)
「台湾におけるコンテンツ市場の実態(輸出促進調査シリーズ)2007年3月」
(http://www.jetro.go.jp/industry/contents/reports/05001457) (最終確認:2014年8月20日)
以上となります。
- 回答プロセス
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アジア諸国における日本のポップカルチャーに関する統計的な資料につきまして、 ポップカルチャー全体をまとめているものはあまり確認できませんでした。
そのため、今回はアニメ・ドラマ・映画など各論についてアジア各国での状況が書かれている資料を中心に調査しました。
2論文はCiNii(http://ci.nii.ac.jp/)にて論文名で検索できます。
CiNiiは日本語論文を検索するのに役立つデータベースです。
例えば、検索バーに「日本 AND アジア AND ドラマ」と入れると、
アジアにおける日本のドラマに関する論文を調べることができます。
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会 (360 9版)
- 参考資料
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デジタルコンテンツ協会 , 経済産業省商務情報政策局 , デジタルコンテンツ協会 , 経済産業省商務情報政策局. コンテンツ、この10年とこれから. デジタルコンテンツ協会, 2010. (デジタルコンテンツ白書)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I045769332-00 , ISBN 9784944065196
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デジタルコンテンツ協会 , 経済産業省商務情報政策局 , デジタルコンテンツ協会 , 経済産業省商務情報政策局. コンテンツ、この10年とこれから. デジタルコンテンツ協会, 2010. (デジタルコンテンツ白書)
- キーワード
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- ポップカルチャー
- 統計
- アニメ
- ドラマ
- 映画
- サブカルチャー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000179420