レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年12月6日
- 登録日時
- 2023/12/06 11:22
- 更新日時
- 2024/03/28 17:38
- 管理番号
- はつ2023-0004
- 質問
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解決
廿日市市七尾の古い地図で、「七尾城」の位置について分かるものはないか。
- 回答
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資料①及び資料②を確認したところ、「七尾城」は一つの城ではなく、かつて廿日市市(旧廿日市町)に存在した複数の城(名前に「尾」がついた七つの城)の総称であることが分かった。
「七尾城」に含まれる各城の名称及び位置については、以下のとおり資料に記載あり。
資料①「桜尾城とその時代」藤下憲明/著 種篦沙論 1982(当館請求記号H217.6フ)
※国立国会図書館デジタルコレクション送信サービスで閲覧可能( https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002595180-00 )
P108『現在伝えられている七尾城は、(中略)桜尾城、岩戸尾城、篠尾城、藤掛尾城、越峠尾城、谷宗尾城、宗高尾城と廿日市町に散在する七ツの城を「七尾城」といっており、中世の文書によると、尾の付いた城は桜尾城と篠尾城のみで、其の他の城は山陽道行定記、国郡志御用に付郡辻書出帳以降に尾が付いて出てくる。』と記載あり。
P111 付図にて七尾城の名称及び位置の記載あり。
資料②「廿日市の歴史」廿日市町郷土史研究会/編集 廿日市町郷土史研究会 1966(当館請求記号H217.6ハ)
七尾城の名称についての記載はないが、巻末の付図にて、「七尾城跡は凸で示す」と手描きで位置の記載あり。
- 回答プロセス
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廿日市市の歴史関係の資料を郷土資料コーナー及び書庫で調査し、記載のある資料を見つけた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国地方 (217 9版)
- 参考資料
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藤下憲明 著 , 藤下, 憲明. 桜尾城とその時代. 種箆沙論, 1982. (種箆文庫 ; 1) P111
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002595180-00 - 廿日市の歴史 廿日市町郷土史研究会/編集 廿日市町郷土史研究会,1966.巻末付図 (当館資料番号111232302)
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藤下憲明 著 , 藤下, 憲明. 桜尾城とその時代. 種箆沙論, 1982. (種箆文庫 ; 1) P111
- キーワード
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- 廿日市市(広島県)
- 城
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000343019