レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年01月20日
- 登録日時
- 2023/01/20 16:23
- 更新日時
- 2023/06/20 13:11
- 管理番号
- 世田谷中央2023-043
- 質問
-
解決
昭和20年7月6日に「北海道集団帰農(拓北農兵隊と命名)」第1次隊が上野駅から北海道に出発。この中に世田谷区から32世帯が応募。この間の事情は太田恒夫著「叢書・江別に生きる1/世田谷物語」(江別市、平成元年)に記載あり。 質問①都市疎開帰農、拓北農兵隊、北海道集団帰農に関する記録は世田谷区にあるか。 質問②「世田谷区近・現代史」(世田谷区、昭和51年)p.1088~p.1089には、「都市疎開帰農送出計画」について記載があり、「世田谷区都市疎開帰農応募者、126世帯、総人員523名」とある。拓北農兵隊は、昭和20年3月20日閣議決定の「都市疎開者就農緊急措置」で、北海道・東北・関東・信越へ送出に基づくものだが、世田谷区からの都市疎開帰農応募者人数(523名)には拓北農兵隊は含まれているのか。 質問③「世田谷区近・現代史」引用のカタカナ書き文章の出典元は何か。
- 回答
-
①区内所蔵資料2点に拓北農兵隊についての記述がありましたが、ご質問要旨以上の詳細な記述は確認出来ませんでした。『せたがや百年史上巻』、『北海道昭和史-新聞と写真に見る 1926--1989』。 ②都市疎開帰農応募者の人数は、断定出来る資料は見当りませんでした。上記の『北海道昭和史~』では、「拓北農兵隊は5・6月の手続きを経て7月の出発」とあり、7月の実施要領により具体化した都市疎開帰農とは別ではないかと推測されます。 ③文書の出典については、区史編纂担当に確認しましたが、資料は区になく、東京都公文書館にもありませんでした。参考に、国会図書館所蔵『江別市史』に世田谷部落の記述があり、こちらは当館端末にて閲覧可能です。『風はせたがや』第45回「拓北農兵隊」のDVDを当館で所蔵しています。また、江別市の「広報えべつ2015.9月号」に疎開後の苦難の記述があり、WEBで閲覧可能です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 関東地方 (213)
- 北海道地方 (211)
- 参考資料
-
- せたがや百年史 上巻
- 北海道昭和史-新聞と写真に見る 1926--1989- , ISBN 4-89363-518-2
- キーワード
-
- 都市疎開帰農
- 拓北農兵隊
- 集団帰農
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000327695