レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年06月20日
- 登録日時
- 2023/06/20 17:16
- 更新日時
- 2023/07/06 10:54
- 管理番号
- いわき総合-地域719
- 質問
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解決
いわき市 川前町と小川町にまたがる神楽山の名前の由来を知りたい。
また、山頂にあるアンテナができた経緯がわかりたい。
山頂まで行く林道ができた経緯も知りたい。
- 回答
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神楽山の名前の由来については、「坂上田村麻呂が蝦夷を討伐するため、この山で戦勝を祈って神楽を演じたといわれ、それにちなんだといわれています。」と以下の資料に記述がありました。
【資料①】『いわき小紀行Ⅱ 山シリーズ』いわき市/編 1994 (K-786-イ) p33
【資料②】『いわき市とその周辺の山々』秋葉信夫/編集 石城山岳会 2016 (K-786-イ) p42
同じく【資料①】【資料②】から、山頂のアンテナは昭和42年頃、当時の日本電信電話公社が市外電話回線の長距離中継基地として設置したものであることが分かりました。【資料①】によると、独立峰で周りに遮るものがないという立地条件を満たしていることが理由だったようです。
また、山頂まで行く道路は、上記の市外電話回線の長距離中継基地を設けるために作られたものであると【資料①】同ページに記載されています。
- 回答プロセス
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OPACで「いわき市 山」で検索し該当する資料を調査した結果、【資料①】と【資料②】が見つかった。
以下の資料にも神楽山について記載されていたが、質問の回答となる情報は無かった。
【資料③】『川前村誌』川前村誌編纂委員会/編集 福島県石城郡川前村 1966(K-210.1-1-カ)
【資料④】『いわきの山への招待』大和田惟元/著 はましん製本 1999(K-291-オ)
また、Googleで「いわき市 神楽山」を検索したところ、関東森林管理局のHPに「神楽山林道」の記載があったが、これは昭和21~35年に使用されていた森林鉄道であり、質問にある林道とは別物であるため、回答には含まなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 戸外レクリエーション (786 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『いわき小紀行Ⅱ 山シリーズ』いわき市/編 1994 (K-786-イ・1110099304)
- 【資料②】『いわき市とその周辺の山々』秋葉信夫/編集 石城山岳会 2016 (K-786-イ・1114073925)
- 【資料③】『川前村誌』川前村誌編纂委員会/編集 福島県石城郡川前村 1966 (K-210.1-1-カ・1110038856)
- 【資料④】『いわきの山への招待』大和田惟元/著 はましん製本 1999 (K-291-オ・1111310544)
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【資料⑤】関東森林管理局HP
https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/hukusima/web-shiryoukan/kagurayama_rindou.html (最終アクセス2023.6.15)
- キーワード
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- いわき
- 山
- 神楽山
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000334770