レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年03月31日
- 登録日時
- 2015/10/07 14:08
- 更新日時
- 2015/11/13 09:04
- 管理番号
- 0-1-20150327-1
- 質問
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解決
点訳本作成中、読みが分からない地名があり、現在の一宮市であるようなので、調べて欲しい。
可児才蔵の出生地とされている「尾張葉栗郡楽典郷」の“楽典郷”はどのような読みなのか。
- 回答
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“楽典郷”という地名は見当たらず。
- 回答プロセス
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可児才蔵について
『姓氏家系大辞典 第1巻』.太田亮/編.角川書店,1963年,R288/セ/1
p.1602の下段に才蔵の名と、出生が可児郡可児郷という記載あり。
『戦国時代人物事典』.歴史群像編集部/編.学研パブリッシング,2009年,R281.0/セン
p.167の「可児才蔵」の項目に“岐阜県可児郡出身”と記載あり。
『可児町史 史料編』.可児町/編.可児町,1978年,A291/252/1
『可児町史 通史編』.可児町/編.可児町,1980年,A291/252/2
p.213-p.214に「可児才蔵」の項目あり。出自に関して『可児大寺伝記』を出典としている。
“広島市尾長の才蔵寺の碑には、生国葉栗郡楽典郷とあるが”の「典」の横に“田カ”と記述あり。さらに、この地は戦の功によって与えられた所領地であり、それを生国としたものであろうとの記述あり。
『可児の武将と城館』.可児市教育委員会/編.可児市教育委員会,1985年,A291/448
p.13-p.14に出生については“可児大寺(現御嵩町願興寺)”と記載あり。出典は『可児大寺伝記』。ただし、“才蔵の生年と没年に疑問がある。”との記述あり。
『図説可児・加茂の歴史』.中島勝国/著.郷土出版社,1985年,A291/441
p.48に「可児才蔵」の項目あり。“才蔵の出自には諸説ある”と前置きし、『可児大寺伝記』に記載のある説を紹介している。
『御嵩町史 通史編 上』.御嵩町史編さん室/編.御嵩町,1992年,A291/424/3
p.234-p.235に「可児才蔵」の項目あり。御嵩の願興寺に残る「大寺記」の可児才蔵に関する内容の要約文の記載あり。原文も『御嵩町史 史料編』に所収あり。
地名について
『角川日本地名大辞典 21』.「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編.角川書店,1980年,R291/323/21
p.221に「がくでん 楽田〈大垣市〉」の項目あり。中世の頃、美濃国安八郡に「楽田郷」という郷があったと記載あり。
p.587の「葉栗郡」の項目に、尾張国葉栗郡から美濃国へ編入し「羽栗郡」と改めた土地があったと記載あり。
『角川日本地名大辞典 23』.「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編.角川書店,1989年,A200/58
『尾張国地名考』.津田正生/著.愛知県海部郡教育会,1916年,A240/3
『葉栗郡紀要』.愛知県葉栗郡役所,1921年,A272/1
『尾張志下』.深田正韶/編.歴史図書社,1969年,A240/76/2
『葉栗史誌』.葉栗史誌編さん委員会/編.葉栗史誌編さん委員会,1995年,A272/15
- 事前調査事項
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『わが槍を捧ぐ』.鈴木英治/著.角川春樹事務所,2015年,F/スス
p.33
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 20151113一般公開に変更
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000182174