レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年05月28日
- 登録日時
- 2017/06/01 10:25
- 更新日時
- 2017/06/01 10:25
- 管理番号
- いわき総合-地域497
- 質問
-
解決
磐城高校や磐城桜が丘高校(旧磐城女子高校)の校歌に出てくる「磐陽」の意味や語源について知りたい。
- 回答
-
【資料①】『創立百年』(福島県立磐城高等学校同窓会 1996)、【資料②】『桜丘の百年』(福島県立磐城桜が丘高等学校創立百周年記念事業実行委員会)、【資料③】『磐陽の学び舎に 磐城高校百年』(福島民報社 1996)などの学校史を確認すると、歌詞や校歌の歴史(磐城高校は明治44年、磐城女子高校は昭和7年頃)などについては書かれていましたが、「磐陽」の意味についての記述はありませんでした。
学校史以外で調査したところ、この「磐陽」という言葉は、いわきにおいて古くから様々なところで使われていたことが、以下の資料でわかりました。
【資料④】『いわき市史 第2巻』
P34に『磐陽実録抄』という史料が掲載
【資料⑤】『いわき市史 第4巻』
P39に「磐陽館製糸場」(昭和4年にあった製糸工場)
【資料⑥】「福島工業高等専門学校ホームページ」
http://www.fukushima-nct.ac.jp/annai/shisetsu/banyouryo.html [最終アクセス2017.5.28]
福島高専の学生寄宿舎の名称は「磐陽寮」
【資料⑦】『いわき市史 第6巻』
P410掲載の昭和3年に結成した体育研究団体の名称が「磐陽チーム」
この「磐陽チーム」の歴史について書かれた【資料⑧】『健と魂』(田子泰作 1984)P9に「磐陽」の意味について、次のように書かれていました。
「太陽が東の海から勢よく昇って、石城の全天地を照らし(中略)という意味合いで、「磐陽」と命名し…」
「磐陽」の意味について、資料で確認できたものは以上です。
- 回答プロセス
-
1.資料を調査
上記回答のとおり。
なお、地域資料のNDC「818(方言)」や、以下の資料も確認したが記述はなかった。
『日本国語大辞典 第11巻』(R/813.1/ニ-11)
『大漢和辞典 第8巻』(R/813.2/モ-8)
『市内学校校歌集Ⅱ』(K/767/イ)
『市内学校校歌碑その他の文学碑調査綴』(K/767/イ)
『ここ磐陽の学び舎に』(K/376/ヒ)
『磐中物語Ⅰ』(K/372/ア)
『校友会誌』 など
- 事前調査事項
- NDC
-
- 幼児.初等.中等教育 (376 9版)
- 声楽 (767 9版)
- 辞典 (813 9版)
- 参考資料
-
- 【資料①】『創立百年』[K/376/イ・1110062716]
- 【資料②】『桜丘の百年』[K/376/フ・1114611260]
- 【資料③】『磐陽の学び舎に』[AL/376/バ・1110372909]
- 【資料④】『いわき市史 第2巻』[K/210.1-1/イ・1110038583]
- 【資料⑤】『いわき市史 第4巻』[K/210.1-1/イ・1110038534]
- 【資料⑥】Web「福島工業高等専門学校ホームページ」
- 【資料⑦】『いわき市史 第6巻』[K/210.1-1/イ・1110038559]
- 【資料⑧】『健と魂』[K/780/タ・1110089669]
- キーワード
-
- 磐陽 ばんよう
- 校歌
- 歌詞
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000216749