レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/05/12
- 登録日時
- 2023/04/29 00:30
- 更新日時
- 2023/04/29 09:44
- 管理番号
- 所沢吾妻-2023-001
- 質問
-
解決
イースター(復活祭)では卵やウサギがモチーフとして使われることが多いが、なぜ卵とウサギが用いられるのか知りたい。
- 回答
-
下記の資料に記載があります。
〇『日本と世界の祭り』 小学館 2016年
〇『世界の祭り大図鑑』 芳賀日出男/監修 PHP研究所 2006年
〇『世界の祝祭』 地球の歩き方編集室/編集 地球の歩き方 2021年
- 回答プロセス
-
1、所蔵資料の内容調査
〇『日本と世界の祭り』 小学館 2016年
p62 「イースター(復活祭)」に下記のように記載あり。
「色とりどりのイースター・エッグ。動かない卵から命が生まれるので、死と復活を表すといわれている。」
「ウサギは子どもをたくさん産むので、幸運のシンボルとなっている。」
〇『世界の祭り大図鑑』 芳賀日出男/監修 PHP研究所 2006年
p44-p45 「命をあらわす玉子とウサギ」に下記のように記載あり。
「復活祭の日はもともと、春がもどってきたことを祝う日でした。植物が芽を出し、動物が子を産む春は、命が再生するように見えたのでしょう。玉子も、子どもをたくさん産むウサギも、生命の象徴なのです。」
2、後日調査による追加資料
〇『世界の祝祭』 地球の歩き方編集室/編集 地球の歩き方 2021年
p100 「復活祭には色つき卵と野ウサギ」に下記のように記載あり。
「卵の殻を破ってヒナが出てくるように、キリストも死の殻を破ってこの世に復活した、という意味が卵には込められている。またキリスト生誕地で当時から信仰されているユダヤ教の過越祭において、新しい命のシンボルとして、ゆで卵が食べられていた伝統が継承されたとも考えられている。(後略)」
「古代、ウサギは雌雄同体だと信じられており、ウサギは聖母マリアと同じように処女性を失わずに子供を産むことができると思われていた。そしてウサギは多産であることから豊穣のシンボルでもあった。またドイツでは、イースターの語源である春の女神エオストレの従者として野ウサギがいた。こうしたことから復活祭の象徴として野ウサギが使われるようになったと考えられている。(後略)」
△『年中行事辞典』 西角井正慶/編 東京堂出版 1978年
p709、p708「復活祭」に下記のように記載あり。
「(前略)特に目立つのはイースター・エッグで、卵によって生命の復活が象徴される。(後略)」
ウサギについては説明なし。
3、記載のなかった資料
×『世界のお祭り百科』 スティーヴ・デイヴィ/著 柊風舎 2015年
p172 「イースター(復活祭)」の項には、卵とウサギの由来について記載なし。
×『世界のおまつり』 アナベル・キンダスリー/文 ほるぷ出版 1998年
×『12か月の行事のえほん』 新谷尚紀/監修 講談社 2015年
×『記念日の事典』 加藤迪男/編 東京堂出版 1999年
×『英語で学び,考える今日は何の日around the world [2]』 町田淳子/著 光村教育図書 2016年
×『日本人が知らない世界の祝祭日事典』 斗鬼正一/著 淡交社 2022年
×『総合百科事典ポプラディア 1』 ポプラ社 2021年
- 事前調査事項
- NDC
-
- 年中行事.祭礼 (386 9版)
- 参考資料
-
- 日本と世界の祭り 小学館 2016.10 386 978-4-09-221119-3
- 世界の祭り大図鑑 芳賀日出男/監修 PHP研究所 2006.12 386 4-569-68642-7
- 世界の祝祭 地球の歩き方編集室/編集 地球の歩き方 2021.11 290.93 978-4-05-801687-9
- キーワード
-
- イースター
- 復活祭
- 卵
- イースターエッグ
- ウサギ
- イースターバニー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000332594