レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年06月01日
- 登録日時
- 2023/12/08 14:05
- 更新日時
- 2023/12/08 14:05
- 管理番号
- 中央20230601-01
- 質問
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解決
郭沫若がイチョウについて触れた文章が載っている本を知りたい。
- 回答
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『郭沫若・日本の旅 随行記』(劉徳有/著 村山孚/訳 サイマル出版会 1992)目次に「植えた苗が大木になっていた」(p.56)という項目を確認。掲載されている詩に「銀杏」という言葉があり、その詩の注釈にて「旧居の庭に自ら植え泰山木とイチョウがそれぞれ一本ずつあった。十二月五日、十八年ぶりに訪ねると、泰山木は大木になり、イチョウはすでに切られていた」と記載が確認できた。なお、この詩は『対訳 郭沫若詩集』(郭沫若/著 彭銀漢/訳 花曜社 1982)のp.79にて「訪須和田故居」であることがわかる。
また、上記の旧居とは千葉県市川市の須和田旧居を指すことから、『郭沫若詩集』(郭沫若/[著] 須田禎一/訳 未来社 1972)目次にて「さらば須和田よ」(p.208)という詩を確認。この詩の中に「草木の色は変わりけるも」という一文があり、訳注にて、「作者は須和田に亡命生活中、庭に泰山木(広東玉蘭)と銀杏(白果樹)とを一本ずつ植えた。1955年再び訪ねてきてみると、泰山木は大きくなっていたが、銀杏はすでに伐られていた。」との記載が確認できた。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000343166