レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年05月29日
- 登録日時
- 2010/10/01 19:35
- 更新日時
- 2011/03/18 16:55
- 管理番号
- 相大-H22-0044
- 質問
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解決
〝lepanto〟という単語について知りたい。
- 回答
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1:英語の単語であること
2:回答プロセス②~④の資料とともに、ギリシャ中西部の港湾名である〝Navpaktos(ナフパクトスまたはナウパクトス)〟のイタリア語読みであること
以上を案内した。
- 回答プロセス
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①参考資料の、フランス語【R853】やラテン語【R892】の辞典を引くが、みあたらず。
〝lepanto〟という一つの単語ではなく〝le〟と〝panto〟というように分かれているのではないかと思い
例えば〝panto〟だけで引いたりしたが、みあたらず。
②英語の可能性も否定できないので、英和辞典も調べる【R833】
→『リーダーズ英和辞典』松田徳一郎/(他)編 研究社 1984 【S23167802 R833.3】P1434に〝Lepanto(レパント)〟であり。
「ギリシャの港湾名である〝Navpaktos〟(一つ目のaの上に ' が入る/ナフパクトス)のイタリア語読み」であることが分かる。
③自館OPACで〝レパント〟で検索したところ、『レパントの海戦』塩野七生/著 新潮社 1996 【S26487165 BF】がヒット
→ここから、この言葉が歴史に関することがわかったため、『世界大百科事典 30』平凡社 2007 【S25296476 R031】をひいたところ、
P179に「レパントの海戦」とあり。レパントの表記は〝Lepanto〟。
②と同様、ギリシャ中西部の港湾名〝Navpaktos〟(この事典では、〝ナウパクトス〟)のイタリア語名であることが記されていた。
④ ②・③の情報から、外国の地名であることがわかったので、R290の資料を調べる。キーワードは〝レパント〟
→『外国地名レファレンス事典』日外アソシエーツ 2006 【S24467409 R290】でひいたところ、
「レパント→ナフパクトス」とあり、改めて〝ナフパクトス〟でひいたところ、P679にあり。
また、『コンサイス外国地名事典』三省堂 1987 【S05946801 R290】でも、P686に〝ナフパクトス〟であり。
*【 】内は、自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
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フランス語かラテン語ではないか。
- NDC
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- 語源.意味[語義] (832 9版)
- 参考資料
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- 『リーダーズ英和辞典』松田徳一郎/(他)編 研究社 1984年
- 『世界大百科事典 30』平凡社 2007年
- 『コンサイス外国地名事典』三省堂 1987年
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『外国地名レファレンス事典』日外アソシエーツ 2006年
- キーワード
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- lepanto
- レパント
- ナフパクトス
- ナウパクトス
- ギリシャ
- Navpaktos
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000071926