レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年2月17日
- 登録日時
- 2023/09/21 15:19
- 更新日時
- 2023/11/06 14:46
- 管理番号
- 中央-1-0021663
- 質問
-
解決
「盆地霧」に関する資料について
小説の題材として『盆地霧』について描写したく、下記のような参考に出来そうな資料を探している。
・『盆地霧(放射霧)』の描写について、発生メカニズムや、発生した情景を描いた事例について参考に出来そうな資料
・舞台設定としては人吉球磨盆地を想定。盆地独特の風土等について描写の参考になる資料(その他の地域のものでも可)。
・その他、参考に出来そうな先行作品、調査方法。
- 回答
-
以下の資料を紹介した。
【図書】
[盆地霧・放射霧に関する資料]
・『NHK気象・災害ハンドブック』NHK放送文化研究所/編 日本放送出版協会 2005年
p172「放射霧」p173「盆地霧」の解説あり。
・『気候学・気象学辞典』吉野正敏/[ほか]編集 二宮書店 1985年
p511「盆地霧」の解説あり。
・『雲と霧と雨の世界』菊地勝弘/著 成山堂書店 2008年
p73-77「6.4 道東の移流霧と放射霧」
北海島厚岸町アイカップ岬の移流霧と放射霧について観測した結果について記述。p75に放射霧の白黒写真あり。
・『みんなが知りたい!気象のしくみ 身近な天気から世界の異常気象まで』菅井貴子/著 メイツユニバーサルコンテンツ 2021年
p46 放射霧が発生するメカニズムについて図(カラー)つきで解説されている。
p47「霧が多い地域と季節」という項目で、気象台の観測による一年間の霧日数が多い地域が示されている。
・『親子で読みたいお天気のはなし』下山紀夫/著 太田陽子/著 東京堂出版 2009年
p120-121「放射霧は晴霧」
・『日本の365日季節の道しるべ』日本気象協会/著 マガジンハウス 2016年
p183「霧の種類」に放射霧と盆地霧の記載あり。
・『ゼロから理解する気象と天気のしくみ』森田正光/著 誠文堂新光社 2012年
p72-74「霧はなぜ発生するの?」放射霧についての解説と図(カラー)あり。
[人吉球磨盆地に関する資料]
・『球磨川物語』前山光則/著 葦書房 1979年
人吉の風土や盆地の四季、川の暮らしや民謡等、球磨のことがよくまとめられている。
特に、p66-68「霧の人吉」で、霧にけぶる球磨川の写真(白黒)と、盆地の霧について記述がある。
・『われ山に帰る』高田宏/著 岩波書店 1990年
熊本県出身の作家、小山勝清氏の評伝。「第一章 球磨の泣き虫」に霧の描写が出てくる。
・私の日本地図 11 阿蘇・球磨』宮本常一/著 同友館 1972年
p80-93「六 球磨」人吉を訪ねた記録。球磨盆地にも足を運んでおり、当時の様子が伝わる。
[他の盆地に関する資料]
・『日本の盆地 盆地という目で日本を観ると』木村雅夫/著 文芸社 2013年
p38-50「六 盆地の気候 内陸性気候」
p46-47に霧の解説あり。放射霧の説明があり、「発生の特徴から盆地霧ともいう」と書かれている。
また、霧で有名な盆地がいくつか列挙されており、「人吉盆地」の名前もある。
【新聞記事】
・朝日新聞 2017年12月24日 朝刊 31ページ 熊本全県
「人吉盆地、雲隠れ 濃い霧が発生 /熊本県」白黒だが人吉盆地が雲海に覆われている写真あり。
※この記事は、オンラインデータベース「朝日新聞クロスサーチ」で閲覧・複写が可能。
【インターネットから閲覧できる論文情報】(最終アクセス確認日:2023年2月17日)
・山鹿 延/著「熊本における気象ごよみ : 秋の気象ごよみ」『熊本地学会誌』125巻, p7-12, 2000年
p9-10「霧と雲海」に関係記述あり。
※熊本大学学術リポジトリ(C:/Users/lics-pc/AppData/Local/Temp/MicrosoftEdgeDownloads/e6123013-4207-4c44-9dbd-05e8f44ddb44/KC0125_007-012.pdf)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 気象学 (451)
- 参考資料
- キーワード
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- 盆地霧
- 放射霧
- 人吉球磨盆地
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000338914