レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011.02.12
- 登録日時
- 2012/05/22 02:00
- 更新日時
- 2012/05/22 02:00
- 管理番号
- 新市図-01128
- 質問
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解決
正宗白鳥が永井荷風を批判した文章「遊蕩の夢を描いてこれほど妙を極めたものは明治以来他にない」の出典を知りたい。『腕くらべ』についての書評。
- 回答
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書名,初出をお伝えした。
『新編作家論』(正宗白鳥 岩波書店 2002年)p303~317「『土』と「荷風集」」より初出は『中央公論』(中央公論新社)大正十五年三月
- 回答プロセス
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『明治文学全集 73 永井荷風集』(筑摩書房 1977)に正宗白鳥の『永井荷風君』が載っているが,該当部分なし。
インターネットで調べたところ,昭和7年4月号の「中央公論」に『永井荷風論』が掲載されていることがわかった。その他にも,正宗白鳥は何度か永井荷風に関する書評を書いていることがわかった。
『新編作家論』(正宗白鳥 岩波書店 2002)に「永井荷風論」「荷風氏の反問について」が載っているが,該当部分なし。
同書収載の「『土』と「荷風集」」に
「遊蕩の巷(ちまた)を描いてこれほど妙を極めたものは明治以来他に一もないと私は思っている。」
の一節あり。また初出一覧に,大正十五年三月『中央公論』とあり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (910 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 正宗白鳥
- 永井荷風
- 『土』と「荷風集」
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 一般利用者
- 登録番号
- 1000106341