レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年10月01日
- 登録日時
- 2022/02/03 13:36
- 更新日時
- 2022/02/03 13:38
- 管理番号
- 横浜市中央2648
- 質問
-
解決
野球のルールの変遷について知りたい。また、野球が現在のような形式で行われるようになったのはいつ頃からなのか知りたい。
- 回答
-
下記の資料に記述が見つかりました。
日本の公認野球規則は基本的にアメリカのルールブックの翻訳であることから、
いずれも特記がない限りアメリカのルールについて解説したものです。
1 『世界大百科事典 28(メ-ユウ)』 平凡社 2014.12
「野球」の項に、競技の発達について詳述されている他、
ルール変遷史の年表が掲載されています。
2 『日本大百科全書 23 もね―りこ』 小学館 1988.9
「野球」の項に、競技の発達について簡潔に記載されています。
3 『野球規則を正しく理解するための野球審判員マニュアル
規則適用上の解釈について』 全日本野球協会アマチュア野球規則委員会/編
ベースボール・マガジン社 2017.5
「Ⅱ 野球規則の変遷」(p.15-22)で、年表形式でルールの変遷について
解説されています。
4 『明治野球史 新体育学講座』 功力靖雄/著 逍遥書院 1969.9
第2章「明治時代におけるベースボール・ルールの変遷」で、
最初期からのルールの変遷について詳述されています。
また、p.231-233の「結語」で、「わが国明治時代のベースボールをながめると、
アメリカのベースボールが創始時代の混乱を脱して、ようやくルールの基本的態度が
定まった時期にあたっている」「今日の野球規則より明治時代のベースボールを
とらえると、ルールのもつ第一次元的な要素、たとえば競技場や用具の規定などは
殆ど明治時代に完成したといえる」と述べられています。
5 「戦術・技術の発達とルールの対応 ―野球の場合―」渡辺融/著
(『体育の科学』第33巻7号 杏林書林・体育の科学社 1983.7 p.500-503)
初期からのルールの発展と現代様式の成立について概説されています。
6 「アメリカ文化と野球のルール」渡辺融/著
(『体育の科学 第44巻2号 杏林書林 1994.2 p.110-113)
上記と同じく、ルールの発展と現代様式の成立について概説されています。
7 『アメリカ野球史話』 鈴木惣太郎/著 ベースボール・マガジン社 1978.7
p.51-54「規則大改革の数年間」の章題で、1891年頃の競技規則の大変革について
解説されています。補欠選手の出場は試合中いつでも認められること、
キャッチャーミットなどの分厚いミットがリーグで公認されたこと、
投手から打者までの距離が60フィート半とされたこと、投手の投球がボックスから
プレートに変わったことなどについて解説され、「1893年は野球規則が、
いろいろの方面において、近代のそれに非常に近く改正された年である」
と述べられています。また、犠牲バントの公認や、インフィールドフライに関する
ルールの登場、ファウルチップをストライクとしてカウントするようになったこと
について解説されています。
p.61-62では、1900年頃にホームプレートの形状と捕手の位置、
ストライクゾーンについて、現在と同じような規定になったことについて
解説されています。
p.165-169で、ユニフォームと背番号の誕生について解説されています。
p.209で、1951年の規則改正が、1949年からの入念な研究の末の作り直しに近い
全部の改編であったことが述べられています。
8 『日本の野球史』 広瀬謙三/著 日本野球史刊行会 1964
p.4-5で、バウンドキャッチやストライクゾーン、9ボールでの出塁など、
明治10年代頃のルールについて触れられています。
p.8-9で、明治29年横浜外人との試合をきっかけに捕手以外もミットを
使用するようになったことについて触れられています。
p.11-12で、明治32年に投手の投球がボックスからプレートに変わったこと
について触れられています。
9 『日本の野球発達史』 広瀬謙三/編 東邦図書出版 1957.10
『日本の野球史』とほぼ同内容ですが、p.243-289に「アメリカでの野球の発達」
という章があり、p.243に内野の考案、
p.248にキャッチャーミット、マスクの発明と使用について触れられています。
10 『日本野球史』 国民新聞社運動部/編 ミュージアム図書 2000.01
ルールや用具の変遷に触れながら、日本における野球の定着と成熟について
書かれています。昭和4年に厚生閣書店から刊行された図書の復刻版です。
11 『白球太平洋を渡る 中公新書』 池井優/著 中央公論社 1976.10
まとまった記述があるわけではありませんが、日本野球の発祥から発行当時までを
解説する中で、ルールや用具の発達についても随所で触れられています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 球技 (783 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000311718