レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年06月13日
- 登録日時
- 2022/12/15 17:59
- 更新日時
- 2022/12/22 18:00
- 管理番号
- 中央-1-0021603
- 質問
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未解決
『岡田善休資料集』の寛政元(1789)年閏六月七日の記述によると、江戸にて斬首された神道徳治(次)郎他一味の首が江戸から運ばれ、大宮宿外れの橋の端に晒される内容が記されている。その首が行刑に関わった人の手により取捨場に投げ捨てられたことになるが、先の資料ではその箇所は(略)となっている。この取捨場について書かれている資料はあるか。
- 回答
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さいたま市域の取捨場について書かれている資料は見つからなかった。
- 回答プロセス
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さいたま市域の刑場について、過去のレファレンスも参照しながら図書館で所蔵している地図や市史などを一から見直したが、取捨場について書いてある資料は見つからず。
一般的な取捨場についての資料が他にないか確認。
下記の資料に「獄門」については詳しい記述があるが、いずれも「首を三日二夜晒す」「三日目に晒し首は取り捨てる」「捨て札は三十日間はそのまま立てておく」という記述のみで、取捨場がどういう場所に設けられていたかなど、取捨場について具体的に書いてある資料は見つからなかった。
<取捨場の確認に使用した資料>
『江戸の刑罰』石井良助/著 吉川弘文館 2013年
『拷問刑罰史 改訂新版』名和弓雄/著 雄山閣 2012年
『大江戸復元図鑑 庶民編』笹間良彦/著画 遊子館 2003年
『ヴィジュアル百科江戸事情 第3巻』NHKデータ情報部/編 雄山閣出版 1992年
『身の毛もよだつ日本残酷死刑史-生埋め・火あぶり・磔・獄門・絞首刑・日本の残酷刑罰史-』森川哲郎/著 平沢武彦/編 日本文芸社 2006年
『江戸の密通-性をめぐる罪と罰-』永井義男/著 学研パブリッシング 2010年
『江戸「捕物帳」の世界』山本博文/監修 祥伝社 2015年
- 事前調査事項
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質問者は、下記資料を自身で確認済み。
『近世堺の四ヶ所墓所と三昧聖』木下光生/著(大阪歴史学会) 取捨場について見取図入りで記載あり。
『大坂町奉行と刑罰』藤井 嘉雄/著(清文堂出版) 附加刑としての晒(略)を執行する場所(晒場)も刑場である。との記述あり。
- NDC
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- 関東地方 (213 10版)
- 法制史 (322 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 神道徳治郎
- 神道徳次郎
- 真刀徳次郎
- 取捨場
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000325830