レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年04月17日
- 登録日時
- 2015/11/24 15:55
- 更新日時
- 2015/11/24 15:55
- 管理番号
- 川図15-01
- 質問
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解決
インターホンとスピーカーについて、無線の電波を拾ってしまい声が聞こえる。そのメカニズムについて説明している文献はあるか。
- 回答
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以下の図書①~③を紹介した。
①『無線局障害ハンドブック』(神戸幸生、電波実験社、1985)
②『電波障害の完全対策』(神戸幸生、電波実験社、1991)
③『電波障害ハンドブック』(神戸幸生、電波実験社、1980)
- 回答プロセス
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当館OPACの全項目で<電波障害>を検索し、547、548の分類の書架で内容を確認しながら、該当の記述がある①~③の図書を選んだ。
- 事前調査事項
- NDC
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- 通信工学.電気通信 (547)
- 情報工学 (548)
- 参考資料
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神戸幸生 著 , 神戸, 幸生, 1919-. 無線局障害ハンドブック : TVIの研究と実践的対策. 電波実験社, 1985.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001763176-00 (→p.46-47 「TVやステレオなどの機器に、外部アンテナやスピーカ延長コードなど、外部導線が接続されているときに妨害波の混入する場合」という項目あり。スピーカにおける音声障害の図あり。(第1-21図)
→p.77-95 「音声障害」の章で、ステレオのオーディオアンプなどの音響機器類で発生する音声障害について、その混入点、対策方法などの詳しい説明あり。インターホンについても言及されている。) -
神戸幸生 著 , 神戸, 幸生, 1919-. 電波障害の完全対策 : EMI,EMCの改善を追求する. 電波実験社, 1991.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002132396-00 , ISBN 4924518301 (→p.132-137 スピーカを外付けしたステレオ、インターフォンなどの「音声増幅機の回路に無線局の強電界が混入して音声の混入を生ずる障害」について、メカニズムと対策方法の説明あり。図も多数。
→p.161 電話機障害についての解説中に、「音声専用の回路に電波が混入し、その回路中の非直線特性の部分で検波され、その変調音が歪波形で聞こえる」障害は、「ステレオIとかアンプIなどの音声障害と、ほぼ同じ発生メカニズム」との記述あり。) -
神戸幸生 著 , 神戸, 幸生, 1919-. 電波障害ハンドブック. 電波実験社, 1980.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001457351-00 (→p.56-65「基本波による障害」の章で、音声回路に基本波が混入することで発生する障害について、2種類の混入ルートに分けて説明あり。)
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神戸幸生 著 , 神戸, 幸生, 1919-. 無線局障害ハンドブック : TVIの研究と実践的対策. 電波実験社, 1985.
- キーワード
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- 電波障害
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 質問者からのキーワード:オーディオ機器、電波障害
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000184361